人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子54歳。

 

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2次試験のオムレツ

今週のお題「試験の思い出」

 

高校を中退しているので、人よりも試験というものの回数やその緊張感は少ない方だろう。

中学生活をかなり無駄に過ごして高校受験では苦労したが、どうせ辞めてしまう高校だ。何の思い出も思い入れもない。

そんな私が語れる「試験の思い出」も当然少なく、何のドラマもない。

しかし、全くのゼロでもない。

例えば英検。

18歳ぐらいだったか、気まぐれで受けに行った。

 

私は勉強はできないし嫌いだったが、なぜか英語だけは好きだったのだ。

ちゃんと勉強した訳じゃないので、高校生程度。なので確か3級だ。

当時はまだパソコンもスマホもない時代で、申し込みは全て書類。通知も書類。そこに日程や会場などの詳細が書かれていた。

1次試験をクリアすると、2次試験へ。その通知も、ハガキで来ていた。

 

私はそのハガキを持って、会場に向かった。

嫌な予感はしていた。どうもさっきからおかしいのだ。人が、少ない。

だいたい会場の近くは、受験者が集まって来るものだ。ところが全くその気配がない。

ハガキを見直す。一週間間違えていた。

早い方に間違えていたので救われたが、まぁこんなことは未だにしょっちゅう起こる。変わっていない。

 

翌週無事に2次試験を受けることができた。

2次は、面接でのスピーキングであった。

紙に書かれた文章を読み、それについて英語で質問があり、それに英語で答える形式だ。

読み上げる文章に、初めて見る単語があったのだ。

「(・・・Omelette??)」

前後関係でそれがオムレツであろうことは想像できたのだが、読み方が分からない。

しかし読まん訳にもいかないので「オ~ムレットゥ♪」とそれっぽく読んだ自分がおかしくてたまらず、「何がオ~ムレットゥ♪だ、何がオ~ムレットゥ♪なんだよ」と頭の中で駆け巡り、家に帰るまで笑いをこらえていた記憶がある。

あんな気取ったオムレツは、あれが最初で最後だ。

 

もうこれから、試験など受けることはないだろう。

「もうないだろう」ということが、増えていく。

もっと頑張って生きれば良かったと思うが、それを今からやろうという気にもならない。

結局そういう人間なのだ。

試験はもうない。