ブログの下書きを終えると、雑誌やクックパッドのレシピを見ながら晩ご飯の献立を決めるのが日課だったが、この習慣も忙しさとだらけの連続ですっかりなくなってしまっていた。
考えるな、感じろ!ってな感じに目についた食材を買い、キッチンでそれを適当に調理する。その繰り返しでやってきたのだ。献立を考える時間すら惜しかった。というか、面倒であった(笑)
ひと山越えて、私は久しぶりにまともな調理をすることにしたのだ。
冷蔵庫には、勢いで買った半額の鶏のレバー2パック。
レバーは人気がないのか、しょっちゅう値下げされている。なので私もしょっちゅう買っている。
確かに火を通すとボソボソして調理が難しい食材のひとつだが、こんなに安いのだ、美味しく食べられる方法があれば、いいことづくめである。
で、色々探した結果、結局はいくつかのレシピに絞られ、そのリピートとなっていた。
レシピのひとつは、茹でてみじん切りのタマネギとフレンチドレッシング(自分で作って酸っぱめにしてしまう)とカレー粉で和えるヤツ。
サラダと一緒に出して、ボリュームサラダだ。これ、美味しいEE:AE595
でも面倒だったから、パス。
で作ったのは、もっと面倒な方だ(笑)思い出したらどうしてもそれが食べたくなってしまったのだ。
南蛮漬けである。
揚げて、漬ける。
こう書くと簡単だが、そこには「レバーの下処理をして」、「下味をつけ」、「つけ汁を作り」、「ネギを切り」、「レバーに片栗粉をまぶして」、「揚げて」、「ネギと一緒に漬ける」という作業が含まれているのである。
さらに「レバーの下処理」には「レバーを切り」、「水でジャブジャブ洗い」、「血を抜き」、「さらに水でジャブジャブする」が含まれ、「つけ汁を作り」には「ニンニクの皮をむいて擦り」、「しょうがの皮をむいて擦り」、「調味料を計って合わせる」も含まれるのだ。
た~いへん。
それでも、どうしても食べたかったのである、これが。
これはクックパッドのレシピで、タイトルは「絶対食べれちゃう鶏レバー♪絶品!!」となっている。
絶対と言い切っている。
その後に「絶品」とダメ押ししてからの「!!」だ。
大いにそそられて作ってみたら本当に「絶対に食べられる絶品!!」であることが分かり、以来ハマッている。
これほどのものなので、大変なのは承知だが、コレに決めたのだった。
創造力を求めなければ、料理なぞ簡単なものである。
レシピに従って作ればいいだけだ。
かくして私の想像力は全く育たず、レシピ本やクックパッドのお気に入り登録が増える一方であった。
それでも、レシピさえあれば、レシピの言う通りにさえしていれば、美味しい料理ができるのである。
こうなればある意味料理は「簡単」だ。
面・だけどねEE:AEB64
こういうとき私は、切る、合わせるなどの「下処理」と、焼く、混ぜるなどの「仕上げ」のたった2工程だけ、と考えるようにしている。
こうして昨日も「たったの2工程」で南蛮漬けを片づけたのだ。
いや~~、頑張って良かった。美味しかったよEE:AEB64
揚げて漬けたら30分ほど置くといいらしいが、それすら待てずに漬けた先からどんどん食べてしまう。
しかも、止まらんEE:AE5B1
レシピの倍の量を作ったが、調理中に三分の一ほど食べてしまったのだ。
以前夏バテで、良かれと思ってこれを大量に食べまくった時期があったが、検査の結果、尿酸とクレアチニンがオーバーしていた。レバーの食べ過ぎではないかと思っている(笑)
思いがけず食べ過ぎてしまったので、これを晩ご飯とした。
その後もしみしみ食べているが、やっぱり時間が経つとちょっと硬くなっちゃうかなEE:AE5B1
その日のうちに食べた方が美味しく食べられそうだ。
とか言いつつ、なくなるのが嫌なのでチビチビ食べてるよEE:AEACD
ホントに、これが食べられない人なんているんだろうかと思うぐらいに美味しい。
そのレシピはコチラ。