人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

カーテンのこちら側では

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春が終わりを告げ、夏の香りが漂い始める。

窓という窓を開けると、まるで夏の気配を感じようとするかのように猫はそこに寝そべる。

初夏。

薄いレースのカーテンが、風に揺れる。

「にゃーんにゃーんいたぁ~~~!!」

子供の声も、良く聞こえるようになるEE:AEB64

ついこの間まで赤ちゃんだった隣の子供も、もうこうして外で遊ぶようになった。

にゃんにゃん(笑)懐かしい、猫の呼び名だ。

そして子供が呼んでいるにゃんにゃんとは、斜め向かいの家の猫のことである。

斜め向かいの家では猫を3匹飼っており、自由にベランダに出している。

日向ぼっこが好きなようで、良く塀で大人しくしている姿を見る。

「にゃんにゃーん!しっぽー!ねこー!!」

どうやら猫のリアクションが悪いようで、子供さん、少々ヤケクソ。そのうちガンガンと呼び声にあわせて何かを叩いてリズムを取り始める。

「ねーこっ!!ねーこっ!!」

近っEE:AEB30

カーテンの隙間から、こっちを向いている隣の子供がすぐそこに見えた。ちょEE:AEB30どっからEE:AEB2F

ビリーズブートキャンプをやろうと思い、暑いので私は下着姿になっていた。下着でブートキャンプだ。

こんなところを見られたらたまらないので、カーテンを閉めたところであった。そして黒猫大五郎はカーテンの向こう側、網戸越しに見えるところで寝ていた。

「トトEE:AE482トトEE:AE482

ぶっ。それお宅の犬の名前じゃないですか。

「トトじゃないでしょEE:AE5B1ダメだよ、こっち来なさいEE:AEB30」お姉ちゃんの声が遠くから聞こえてきた。

「デカEE:AE482デカEE:AE482

ぶぶっ。確かにでかいですけどね。うちでも良く「どうしてこんなにでかくなった」などとわざと言っている。

お姉ちゃんに呼び戻され、子供がいなくなると、ブートキャンプの始まりだ。

今日は新しいコースに挑戦する。

覚悟はしていたが、なんと「Mission Failed」、途中で「ダメー、不合格」と言って強制終了になってしまった。

キツかったEE:AE474

なんか腕立ての格好で両足を交互に入れ替えるヤツEE:AE5B1

あれが途中でもうへたばってできなくなってしまったのだ。

疲れた・・・。

「もう1回挑戦するか!?」とビリーが聞いてきたが、そんなすぐできますかい、しかもまた最初から。

ミッションをクリアすると貰えるハンコが惜しい。カレンダーをあの星のハンコで埋めたかったのだ。

しかし今日明日であの腕立てエッチラホイができるようになるはずがない。当分星はないだろう。

悔しい。

筋トレやってる人の気持ちが何となくわかってきた。

不毛なスポーツだと思っていたが、それは違う。筋トレは自分との戦いだEE:AE4E5

ちくしょー、負けたくない。強くなりたい。

私は何度でも挑戦するぞ。

ビクトリーEE:AEB30