人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

知恵袋で稼ぐ

新しくゲームを始めて早3ヶ月。

もうゲームをやるには歳を取り過ぎているのか、慣れるまでに時間がかかるようになった。

困ったときには攻略サイトを見るようにしているが、ピンポイントで質問に答えて欲しい時には、Yahoo!の知恵袋だ。

だいたい数年遅れのゲームをやってるので、回答数は少ない。

それでもそんな古いゲームの質問に答えてくれるような奇特な人だ、親切、丁寧で、毎度大変助かっている。

知恵袋とは何ぞや、という人に簡単に説明すると、インターネットよろず相談コーナーである。

質問を公開すれば、答えたい人が答えてくれる。

納豆の賞味期限からビートルズの結成された日、久米川のオススメ飲み屋に隣の困った野郎の始末まで、あらゆる相談が溢れているのだ。

相談がそんなに溢れていて、回答が間に合うのかと思うかもしれない。

しかし意外と「答えたい人」というものは多いのである。

自分の知識が人の助けになることは、気持ちがいいことなのである。

たいして気持ち良くない人のためには、優越感を満たす「ベストアンサー」を狙う手がある。

質問者は、回答者の中から一番気に入ったものを選ぶことができるのである。

私も一時期まんまとハマり、せっせと質問・回答をしていた時期があった。

見知らぬ誰かに助けられたり、また助けたりするという不思議な連帯感。

自分はひとりではない。

人間、悪い人ばかりではないのである。

ところがある時、私のYahoo!IDが人に知られてしまった。・・・というか、見破られたと言った方が近い。

他で使っていたIDを訳あって教えたら、そのIDで検索かけやがったようで、同じIDのYahoo!の知恵袋が引っかかってしまったのである。

人に言えないような相談ごともたくさんしていたのだ。マジでブッ飛ばしたいくらいに今でも腹が立っている。

もちろんすぐさまIDを変更したが、なんと、知恵袋は削除ができないとのこと。

それ以来、知恵袋とは疎遠になっていた。

それでも困った時にだけ細々と新しいIDで使っていたのだが、やはり新しくゲームを始めると、質問が多くなる。

先程も書いたように、私がやっているゲームは古いので、回答率が非常に低い。

なので現在は、「あなた、答えてください」と相手を指名しているのだ。

タダではない。

100枚だ。

知恵コイン、100枚(笑)

知恵袋界での通貨だ。

これは、簡単に溜まる。

知恵袋にログインしただけで5枚、回答すれば15枚、質問に10枚、、解決すれば25枚、という風に、利用すればするほど溜まるようになっているのだ。そしてそれにつれてレベルも上がっていく。知恵袋にハマるもうひとつの理由はここにもある。

ところが、前のIDには多額の知恵コインが溜まっていたのに、今は困った時にしか使わないので貯蓄が乏しい。

そこへ「リクエスト」などという贅沢を続けたので、いよいよ極貧になってきたのである。

こうなったら実用的に使っている場合ではない。稼がなくては。

ということで、ダンナが酔いつぶれて寝ている間に、答え溜めしておいたのだ。

声楽やボイトレの質問になど答えたりして、おいおい、ホントに大丈夫なのか??無節操な回答になってるぞ。

しかしこれにて知恵コインは簡単に1000を突破した。あと10回はあの人を召喚できる。

それにしてもやっぱり、人を助けるという心地良さと選ばれる快感は、クセになる。

またまた知恵コイン、溜まりそうな予感。(そして寝不足の予感。)