実家の母と食事をすることになり、思いついたのがここ、三ツ矢堂製麺であった。
馬場で何度か入ったが、「ちょこっとお高いワンランク上のお店」という印象があったのである。
美味しいものが食べたいという母の口に合えばいいのだが。
これまでは限定や変り種ばかりだったので、比較的基本に忠実な「辛しつけめん」に。
麺の量や熱さのチョイスは、馬場とちょっと違うみたいだ。
正直な感想を言うが、どこかで食べたような味であった。
オイリーで、まろやかな味付け。ネギなどの小物がザラザラ入ったつけ汁。
具体的に「どこの」かは分からないが、「またこれ?」という辛味のつけ汁。
高かったのだ、これは残念。
しかし麺はイイネEE:AEAAB
プツンと切れがいいのに、滑らかな弾力がある極太麺。
並で350gは嬉しいが、85歳の母のためには、「小」があったら嬉しかった。
そしてやはり85歳の母は(一応少なめで注文したのだが)食べきれず、350gを食べた後の私のお腹に納まったのであった・・・。
具に関しても、全く特筆すべき点はなし。
つけ汁にネギ、メンマ、角切りチャーシュー。
その代わり、母の方は大変喜んでくれたので、その点では感謝している。
母が頼んだのは「とろろ山芋つけめん」で、ゆずの香りが高く、とろろと卵をつけ汁に混ぜるととろりと濃厚になる絶品。
母は「つけ麺」というものを初めて食べたのだが、柔らかめで頼んだ麺も含めて「美味しい美味しい」と言い、スープ割りまでたいらげてくれたのだ。
すっかり食が細くなって心配していたのだ、三ツ矢堂さんに心からありがとうと言いたい。
そして横からちょこっともらったが、実際こちらの方はとても美味しかった。
ただ、料金設定が高いのは否めない。「この内容でなぜ?」と思うようでは、内容が料金に伴っていない印象になってしまうのは仕方ないのではないか。
そういうことで、リピートは難しいのが現実だ。
ぽ子評価です。5段階で、
麺:5
具:2
つけ汁:3
総評:3
「辛しつけめん」
器が大きいので少なく見えるが、並は350g。