テレビでやっていたドラマの最終章である。
勝てば巨額の賞金が、負ければやはりまた巨額の罰金が。
究極の「ライアー・ゲーム」、最後の戦いである。
参加者は11人。
ゴールド、シルバー、赤の3色のりんごから、ひとり1回ひとつを選んでいく。
全員が選び終えて、一番多かった色のりんごを選んだ人が、その回の勝者になるのだ。
ただし、赤は全員が選んだ時にだけ、勝ちが成立する。
つまり、10人が赤を選んでも、ひとりがゴールドを選んでしまえば勝者はそのひとりになってしまうのだ。
このゲームのポイントは「信頼」だ。
全員が赤を選べば、確実に全員が勝者になれるのである。
しかし、赤を選ぶふりをして違う色を選べば、赤はもう勝てない。つまり、自分が勝者になれるのである。
誰が何色を選んだのかは分からない。
信じていいのか?
人間の、欲望に満ちた騙し合いゲームのはじまりだ。
そんな中で主人公のナオは、一途に「全員で赤を」と訴え続ける。
このゲームは全部で13回の勝負になるが、1回ごとに心の動きがあり、状況は激変していく。
騙されても騙されても、信じ続けるナオ。
「絶対に赤は揃わない」と言いながら、ナオを助けようとする秋山。
果たして赤は揃うのか??
いや~~、面白かった!!心理戦、駆け引きが壮絶である。もうどいつもこいつも怪しい(笑)
バカ正直なナオだけが異色の存在だが、「信頼」で「頭脳」に挑むそのひたむきさが感動的だ。
また、秋山の頭の切れ具合も気持ちいい。
頭がいいって、カッコイイことなのねとホレボレだ。
ゲームで楽しみ、ストーリーで感動し。
エグいゲームなのに、清々しい結末が待っているので後味がいい。
コミカルでリアリティはないが、いっそそのセンでとことんやってくれるので、どっぷり浸かることができた。
面白かったEE:AEACD
ぽ子のオススメ度 ★★★★★
ダンナのオススメ度 ★★★★☆
ゲーム自体が非常に良く出来ているし、プレイヤー間の駆け引きも面白いEE:AEAD8
個性も十人十色で楽しいEE:AEAD8