人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

サービスしすぎた。もう無愛想に生きたい。

ガラガラ声だが、何とか喋れる様にはなった。

しかしちゃんと聞きとってもらうためには、声のトーンを上げないと通じない。

声を上げればそれだけ喉に負担がかかり、また喉が痛んでくる。

治すにはできるだけ喋らない事だと言うので、極力誰とも会話をしないと決めたのだが。

それでも昨日しなかった電話は、今日しなくてはなるまい。期限はないが、急いでいるのだ。

1件目は役所だが、にっちもさっちもいかずに話が長引いた。

疲れた。

2件目はもっと長引いた。

携帯を契約した時にキャッシュバックを狙ってクロッシィも契約したのだが、プロバイダーはすぐに解約しなくては、使わないなら損である。

私のとダンナのと2つ分。

しかしこの手続きで気づいたのだが、どうやら私が2つ分、ダンナが2つ分、合計4つも契約したことになっていたのだ。

携帯屋は「2つで1つのセット」と言っていたので2つないと使えないのかと思っていたのだが、これでは話が違う。

再びドコモに電話して、しかしドコモに言ってもしょうがないので消費者センターに電話して、その都度同じ説明を繰り返し、聞き取りやすいように口を大きく上げて声を張り上げ、終わってみたらグッタリだ。

しかも仕事中のダンナにまで電話したが、ダンナはちゃんと「1人で2つ分」は理解しており、私の勝手な勘違いであった。

時間も無駄にしたが、喉がもったいない。

もう誰とも話したくはない。

ジョギングに出る前に娘ぶー子が帰ってきたが、誕生日を祝ってもらった話を嬉しそうにするもので、無言でいる訳にもいかなかった。

ジョギングに出たら子供に道を聞かれる。

私は子供に対してはサービス精神を発揮するようにしているので、まるでミュージカルのように答えてあげた。

しかしその子の探している学校が良く分からなかったので、自転車で通りがかった少年を呼びとめた。

サッと走りぬけて行こうとしたので、大声で。

もちろんお礼も大声で言う。

もう外は暗くて可哀相だったので、信号まで一緒に歩きながらミュージカルを披露した。

もう喉が、喉が、と思ったが、不可抗力である。

もう喉が、喉がEE:AEB64

申し訳ないが、御用の方は電話ではなくメールでお願いしますEE:AE4E6