酒まみれの二日間であった・・・。
おとといはバンドその3のスタジオ練習日だったのだが、スカッと歌うためにはAチャージが必要なのである。
極端な言い方をすれば、歌うためには、バンドのためには、飲まなくてはならないのである。
練習は夜8時半からだったが、ダンナが仕事から早く帰れたので時間まで近くの飲み屋で軽く飲む。
どのバンドにも、きちんと決めなくてもちゃんとリーダーのように取りまとめる人物がいるのだ。
このバンドでは自然とギターのミノさんがその役を担っているが、このようにリーダーシップを取れるには「ハッキリ言う」という事ができなくてはならない。
逆に言えばそれができる人がリーダーシップを取る事になるのだろうが、ミノさんの「ハッキリ言う能力」はズバ抜けている(笑)
1曲終わるごとにヒヤヒヤしながら「いかがでしたでしょう?」とお伺いを立てるが、やっと「良くはなっている」という言葉を引き出すところまできた。
そんな彼がたったひとつ私の歌で褒めた部分は(褒めさせたのだ、何かひとつぐらい言えと)、「声が大きい」であった。
私という物体にボリュームつまみがついていないことを嘆き、そっぽを向いて、あるいは雑誌やなんかを間に立ててさえぎるようにして私と会話をしている。
そんな彼を見ると余計に意地悪をしたくなって、私はことさら大きな声を出す。
どうりでこの二日間で声がカレカレになってしまう訳だ。
練習が終わったら、2階のリビングで飲む。
翌日みんなで川っぺりの公園に行く事になったが私の勢いは止まらず、ここでテーブルをひとつ壊して漣に行き、最後はPで、4時まで飲んでいた。
それがおとといだ。
翌日は昼に集合であった・・・。