人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

成功のビジョンを見る

寝れた・・・EE:AEB64やっと寝れたEE:AEB5C

フザケンナバカヤローと言われそうだが、その通り、別に寝不足をしていた訳ではない。

酒を飲んで良く眠り、二日酔いで良く眠り、このところ睡眠時間に不満はなかった。

その代わり、まともに起きている時間が激減している。

酒を飲まずに良く眠り、翌日を有効に使うのが理想なのである。

しかし、飲まないと眠れないのだ。

アル中みたいだが、必要なのはアルコールという成分ではなくて、アルコールによるリラックスした状態である。

「眠れなかったらどうしよう」という不安、「眠りたい」という希望。

それが眠りを妨げているだろう事は分かっているので、私は自分に言い聞かせるのである。

「眠れなかったらどうしようと考えない、考えない」、「眠りたいと考えない、考えない」・・・、考えとるやんけEE:AEB64

考えないようにしたらしたで、無理が生じる。

自然にすれば緊張する。

こうしてシラフでは眠れない実績を作り、ますます緊張は高まるのである。

飲んでグッスリ眠り、翌日を無駄にするか。

飲まずに寝不足し、翌日をスッキリ過ごすか。

私は後者を取った。・・・時期があった。

寝不足が続けば、体の方が参ってすぐに眠れるようになるかもしれない。

しかし、寝不足と寝つきの良さは比例しない。

眠れないストレスが溜まるだけである。

いい加減限界、と思ったときには、午前中を潰して爆睡していた。

なぜ夜に、この眠りが来ないのだろう?

私は色々考えた。

オバケのせいだ緑を置けだとか、枕を変えろだとか試行錯誤したのち、ついに良い方法を思いついたのである。

以前一応ここで書いたが、「電気をつけたまま寝る」である。

電気がついている=まだ寝なくていい。

じゃあまだ寝ないよ。

グー。

そんな感じに、「寝ろ」というプレッシャーがかからないのである。

これで解決したはずであった。

しかし、毎晩電気をつけっぱなしである。

必要なのは寝入りだけで、夜中に目が覚めたら消してもいいぐらいなのだが、電気を消すには一度布団を出て、ドアの横のスイッチを切らなくてはならない。

この電気は引っ越してきた時にサリーのところからもらったもので、大きなまん丸の裸電球である。

裸電球なんて言うと聞こえが悪いが、大きな球体で、お月様のようなその形が気に入ってずっと使っていたのだった。

これが一晩中私を照らしていたのだが、ある日とうとう切れた。

それを機に、リモコンのついた電気を買うことにしたのだった。

新しい電気は天井に平べったくくっついているタイプで、明るさが2段階調整できる。

これを上手く使い分けて寝るつもりだったのだが、どちらも明る過ぎた。

どうやら眠るにはお月様の明るさが理想だったようで、全く眠れなくなってしまったのだ。

こうしてまた、寝不足と酒と二度寝の繰り返しになった。

これだけたくさんの人間がいるのだ、中には体質的に夜型の人間だっているんじゃないか?

どんなに寝不足をしても、私は休みの前の日なら平気で3時4時まで起きている。

その辺が私の理想的な就寝時刻なのである。

しかし、家族は6時半に起きる。

一応、こんなんでも主婦である。

合わせなくてはならないのは世間の活動時間ではなく、私の就寝時刻なのだ。

寝るしかないのである。

私はまた、色々考えた。

「眠れなかったらどうしよう」という不安、「眠りたい」という希望、そこに「明る過ぎる気がする」という迷いが加わった。

しかしついに、酒なしで寝たのである。

簡単な事であった。

明る過ぎるので、補助灯にしたのである。

この暗さは明らかに「寝なさい」という暗さだが、プレッシャーよりも、「ほら、明る過ぎないでしょ」という安堵が上回ったのだ。

上回らせたのだ。根性で思い込んだ。

成果はまだ一日だが、成功のビジョンが見える。

・・・見えるようにするのだ、根性でEE:AEB64