夜中に目が覚める。
それ自体は珍しい事ではないが、週末から変な時間に寝たり起きたりしていたので、このとろこ頻繁に夜中に目が覚めるようになっていた。
しかしバケちゃん問題がなくなってからは、それも気にならない程であった。
「まだ暗いか。」「まだ寝れる。」
そんな感じである。
ところが昨日は違ったのだ。
目が覚めた。
まだ暗かった。
横にはエルが寝ていたが、不思議な事に目が覚める時はエルも目を開けている。
そして大抵、ドアの方や窓の方を見ているのである。
恐らく私が起きた気配で目を覚ますのだろうが、こういうのは「怖い」と思ってしまうともうアウトだ。
いつもその手前でしらばっくれていたのだが、昨日はある事に気付いてしまったのだ。
「真実の木」がない。
それはバケちゃん問題の全盛期に、上司グッティ氏のアドバイスによって魔除け的に買った観葉であった。
結局自分で無理矢理「オバケなんてないさっ!」と結論付けて終わった問題だったが、魔除けがない、それがこんなに心細いとは。
パキーンと目が覚めた。
ああ懐かしいな、この感じEE:AEB64
次には音に敏感になって、ピキとかパキとかいう音でいちいち目が覚めるはずである。
ところがそれは鳴らなかった。
やはりあれは、エアコンと関係があったのかもしれない。
もしかしたらピキパキ鳴る前に寝ちゃっただけかもしれないが。
しかしとにかく、真実の木を部屋に戻さないと、今後が心配だ。
猫がかじるので、一時的に音楽室に避難させたままであった。
こういう日は寝る気で起きるものだが、意外と眠くならなかったので掃除の続きをした。
どこまで捨てていいのかが分からなかった山のようなコード類を、一つずつダンナに手渡して、「必要」「不必要」「保留」に分けてもらったら、ほんの一握りにまで減量できた。
これも捨てられないのでハードオフ行きである。
そうそう、ダンナがいるならついでに、とコレクションケースの設置を軽い気持ちで頼んだのだが、彼はそれをまず壁に当ててメジャーで位置を正確に測り、テープでその位置を示し、延長コードと電動ドライバーを持ってきて脚立に登り、上下4ヶ所を時間をかけてキッチリと止めた。
私は上の2ヶ所をトンカチでクギでも刺しておけばいいと「ちょっとこれ干しといて」ぐらいな軽い気持ちで言ったのだが、すげー嫌な女じゃないか、こんな労働を軽く言いつけてEE:AEB64
と言うか、コレクションボードを壁に設置するという作業についてのイマジネーションが、貧困であった。
自分が金持ちになる夢なんかは、かなり細かく考える事ができるのだが。
まぁとにかく、これでやっと2つ目のコレクションケースが設置された。
押入れの中には山ほどのオマケやフィギュアが眠っているのである。
ずいぶん昔にこの食玩集めにハマッた時期があり、やっと数年前にヤフオクでケースを落とすところまで進んだのだが、去年やっと1ケース納め、そこで止まっていた。
その日の日記に「全て飾り終わるにはさらに数年を要するであろう。」と書いたが、本日も同じ言葉で終わりたいと思う。
ケースを手に入れるまで数年、設置に1つ1年、中に入れるのは楽しいので比較的早いが、全て飾り終わるにはさらに数年を要するであろう。
とりあえず、次は楽しい飾り付けだEE:AEACD