人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

やったでしょ?

こりゃ、やったでしょ、サンタイザベル・ぽ子、やりゃできるのだ。

会場に一番近い私が遅れて到着、席順はくじ引きだ。

向かいの席は最年少の17歳、その隣は社長、全く接点のないふたりを正面に見つつ、辛うじて隣がネトゲ仲間の「ねおむ」だったのが救いだ。

しかし、このような席は初めての高校生、端っこの席で大人しく酒のつまみを食べている。

本当に真面目そうな、清純派の女の子である。

接点、接点・・・。

「ゲームとかやるの?」

「ハイ!EE:AEAAB

ショートカットでノーメイク、しかしこぼれんばかりの笑顔で元気に返事が返ってきた。

「今はなにやってるの?」

「牧場物語ですEE:AEAAB

おお、まぶしい、清い。

エロゲー好きだとか言うんじゃないぞ、ねおむ。

「他にはどんなのやってたの?」

「動物の森とかですEE:AEAAB

永久に接点はできないのだろうか。

なぜこんなにこの子は清いのだ。ぶー子と二つしか違わないのに、この差は何だ?親の教育か??

「マンガは読む??」

こうなったら君が繋いでくれ、DHOの称号を持つオタクねおむ。

彼の部屋はネカフェほどのマンガに埋め尽くされているらしいじゃないか。

「はいー、ちょっとならEE:AEAAB

「好きなマンガは?」

「『ワンピース』ですEE:AEAAB

まぶしい。私はこの子に話しかける事すら許されてはいけないのではないか?

しかし、止める間もなくグロマンガの話を始めるねおむ。

一体、アンタのマンガでは総勢何人死んでいるのだ。

あり得ない死に方をしている数が、普通に死んだ数を上回っていそうである。

とにかく、極力ビールでセーブした。

この後2次会のカラオケがあったが、慣れない人とのカラオケなど行っても楽しめないので、さとちゃんとふたりで飲む事にした。

下ネタ大会を予定していたが、以外と真面目に喋っていた。

やがてカラオケの2次会を終えたネトゲ仲間が合流、隣の沖縄バーに移動、そのうち店内はディスコ・クラブ化し、どえらい状態になるのである。

やー、踊った踊った、知らない客もスタッフも入り混じり、超楽しかった。

あんまり気分が良いのでついまたタバコを吸ってしまったが、やばい、だんだん飲みとタバコがセットになってきたぞ。

「ラーメン和」で「和〆」して解散、こちらもセット化しつつある。

比較的しっかりしてたんじゃないかと思うが、昨日の事を思い出すと、沖縄あたりから記憶が途切れている。

まるで連続性のないそれらの記憶は煙がかかっったように曖昧で、まるで薬でもやっていたようなシュールな世界である。

よくぞこの世界に帰った、ぽ子よ。

帰宅は5時頃と思われる。

すごい約束の守らないっぷりである。

さぞかし怒っているかと思いきや、「ちゃんと帰ってきた」「靴が揃えてあった」「大人しく寝た」となかなか好評だった。

おうっ、それなら今後もたまには出してちょうだいねEE:AE479

声が嗄れて筋肉痛だ。

土曜日だが飲めるのか?今夜・・・。