人を選ぶ映画だろう。
しかし私達人類は皆、見る義務がある。
監督:アラステア・フォザーギル/マーク・リンフィールド
北極から南極までを旅するように進んで行く、ドキュメンタリー映画だ。
そこでの自然や動物のありのままの姿を捉えていく。
ある時は美しく、ある時は厳しく、時には目を反らせたくなるような場面もあるが、それが現実であり、地球の営みでもあるのだ。
自然や動物が好きなら、最初から最後まで余すところなく楽しめるだろう。
逆にそういったものに興味がない人にはつまらないかもしれない。
しかしこれは自然界からの警告なのだ。
金を払って観たい人が観るものではなく、全ての人間が見る義務があっていい。
地球を危険にさらしているのは人類だけであり、責任があるのも私達人類に他ならない。
冒頭では北極のクマの親子がエサを探す旅に出たが、2030年にはこのクマは絶滅すると言われている、そう言って映画は幕を閉じる。
温暖化で北極の氷が薄くなり、狩りができずに飢え死にしていくクマ。
これは氷山の一角であり、われわれ人間はたくさんの動植物を殺しているのだと自覚するべきである。
私達にできることは何かを問う作品だ。
残された時間は、少ない。
ぽ子のオススメ度 ★★★★☆
ダンナのオススメ度 ★★★★☆ 教材にすべし。
ぶー子はお休みです。