人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

逆ギレ

もう、ごめんなさいごめんなさいと謝るのに疲れたのだ。

私のような不完全な人間はしょっちゅう謝っている。

そうなるとだんだん人間卑屈になるもので、挨拶のようにヘコヘコ謝るようになってしまう。

何だか悲しくなってひとりで飲んでいる。

さて、逆ギレだ。

・・・と言うとちょっと違うのだが、結果的にはそれに近い状態になってしまった。

じゃあもういいよ、逆ギレでも。そんなニュアンスが近いか。

私が怒っているのは別件である。

おとといの酔っ払い騒ぎで大迷惑をかけ小さくなっていたが、その後胸が悪くなるような別件が起こったのだ。

散々迷惑掛けたんだからこれぐらい我慢しなきゃと思うのだが、どうしても嫌なものは嫌!!・・・とそっちが勝ってしまった。

全然全く関係ない別件なのだ。

貸したゲームが壊れて返ってきたところに、「お前だってアル中じゃねえか」と言われても許せないのだ。例えがゲームにアル中かよ・・・。

しかし、肝心な本人は何で私が怒っているのか気付いていない。

よってこれは私の逆ギレとみなされるのである。

娘ぶー子に対しては完全に逆ギレである。

お前に迷惑かけたかよ、である。

そんな訳で、非常に家庭内が暗くなっている。

さて、月曜日である。

会社のバーベキューがあってから初めてみんなに会うのだ。

どんなに休みたかったことか。

例によって記憶のほとんどが抜け落ちているのである。

嫌な断片だけが残っている。

みんなは知っているのだ、あの日の私を。覚えているのだ。

「おはようございます。」と挨拶をするとみんなニヤッと笑う。

笑わなかったのは、もう何度も私の醜態を見ている同じ部署の一部の人間だけである。

仕事をしながらあの日のおさらいとなる。

2次会にオヤジレンジャイがひとり混じってしまった。

しかも隣に座ってしまった。

クドくて説教がましくエラそうなタイプだ、ゲンナリ。

案の定クソつまんない話が始まり、飽きてきた私はオヤジレンジャイの後ろに回り、彼にわからないように残り少ない髪を抜いたり色々と子供じみたちょっかいを出していたらしい。

あー、確かに。

その事は覚えてないけど、とにかく2次会がつまんなかった事だけは良く覚えている。

酔っ払って大人しくできなかったのだろう。

そう思うと割に合わない飲みであった。

これで「ストップ!!ザ・飲み会」にリーチがかかってしまったのだ。

もっと1回1回を厳選して、大切に飲まなくてはいけない。