駅で電車を待っていた。
ベンチに座ってボーッとしてると、目の前にセンスのない男が立っていた。
年の頃、40過ぎぐらいか。
坊主頭のその男はジャージのような半ズボン(短パンなどという雰囲気ではない)にチェックのシャツをヒラヒラ出して着ていて、靴下はスポーティなハイソックスであった。
ひでえ…と感心し、このビジュアルをネタにしようと目に焼き付けていたら、一人で喋り出した。
おぉ、そっちの世界のひとであったか。
ところで、一人で何を喋っているのだろう?
「なんと、田村がガチョウになった。
田村が田村ガチョウとなって大格安。
次回、田村が鳥に鳥になる。次回、これはおもしろい。」
確かにおもしろい(笑)