人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

パァァァァァァ~~~!!

飲んだくれておりましたので、まともな更新がおくれております。

金曜日からのお話をしてみましょうかと思います。

金曜日。

朝6時。

パァァァァァァァ~ッ!!

という音で飛び起きた。

空襲警報か??と思わず聞いた事もないその音かと思うぐらい、ハンパじゃないデカい音だ。

部屋中見渡したが、何が鳴っているのかがわからない。

わかる訳がない。外で鳴り響いているのだ。

窓を開けると近所の人も外にでてウロウロし始めていた。その間もバカみたいにパーと鳴り続けている。

たまらず私も飛び出した。

発信元はどこなのだ??

ウチのすぐ裏の駐車場であった。

その中の1台がパー!!と絶叫しているのだ。

盗難防止のアラームか?やりすぎである。

ピピピでもプーでもない。パァァァァ!!!なのだ。

しかもこいつは、窓を開けたすぐ下に停まっているのだ。黙れ、ブッ飛ばしてやりたいぐらいだ。6時に鳴りやがって。

10分ほど経っても止まる気配はない。

なす術もなく黒い派手なバカ車を窓から覗いていたが、そのうち向かいの奥さんが窓から顔を出した。

私に何か言っているが、黒いバカがうるさくて全く聞こえない。

どうやら「警察に電話しようか?」と言うようなことらしい。

おう、頼むぜ若奥さん。これじゃうるさくて眠れない。

しかし電話は私がかけることになってしまった。

「どっちがかける?」とバカサウンドが鳴り響く中、身振り手振りで押し付けあってラチが開かなかったのだ。

やりますよ、ハイハイ、今このバカを黙らせますから。

110番すると「すぐにそちらに行きますから、家から出て待ってて下さい。」と言われた。

嫌な予感はしたが、数十分経っても誰も来なかった。

そのうち急にパー音が小さくなり、最後にはパララララ・・・・と呟いて消えた。

消えてしまった。

おまわり、遅いんだよ、これじゃ私のイタ電みたいじゃないか。

クソ、交番に行ってやる。お前んとこにも聞こえただろうが。寝てるんじゃねーよ、この役立たず、税金泥棒め。

自転車で5分ほど行ったところにある交番に入ると、誰もいなかった。

「御用の方はこの電話で警察署におかけ下さい」のようなことが書いてあった。

ふざけやがって、プンスカプン!!

腹の虫が納まらないから受話器を取った。

「さっき電話したんだけど、いつまで経っても来ないんですけど。」この税金泥棒、無駄飯食い、の部分はアポストロフィーで省略。

相手は散々「おかしいなぁ。」だとか「さっき何時何分に向かいましたが」だとか言っているが、結果来てないからこうして私が再度電話しているのだ。

何が、何時何分にだ。そうやってリアリティ出して正当化させよう効果狙ってんだろうけど、来なきゃしょうがないじゃないか。

今度は家で待てと言われた。当たり前だ、お前の方から来い。

10分ほどでやっと現れた。

ところで私は、約束に遅れたらまず「遅れてすみません。」と言うし、子供にもそうしつけてきた。

しかしこの警官は人間のクズ以下の教育を受けてきたのか、そんな事はひとことも言わずに、

「この車?どれぐらい鳴ってたの?何時から?で、通報者はあなたね。住所は?電話番号は?」とまくし立て、「わかりました、じゃ。」と帰ろうとした。

常識もなければ仕事もできない人間である。

「で、これ、持ち主に伝わるんですか?」と聞いたら「ハイハイハイ、今調べますから。」と面倒臭そうにそれだけ言って帰ってしまった。

コノヤロ~~~!!

この時点で私の怒りの対象は、ファックな黒い車及び持ち主ではなくなった。

それでもここで終っていればまだ良かったのだが、まだその時は知る由もなかった。

30分ほど経ったら電話がかかってきた。さっきのおまわりだ。

「あのねぇ、車の持ち主だけど、住所は○町○丁目○○、名前が誰々・・・。」

???

「で、もうこっちじゃこれ以上調べられないから、とりあえずあなたにこの住所と名前だけ教えておくから。」

え?ちょっ・・・。

「あの~、これ以上はして頂けないんですか?」

「あーしますよ、ハイハイ、でもね、うちの管轄じゃないし、もう調べようもないんだよね。」

アンタが調べられないことを私が調べられるか?

「じゃ、どうしたらいいんですか?」

「やりますよ、こっちでやりますけどねぇ、調べようがないんだよね、こっちとしても。じゃあそういう事ですから。」

どういう事なのか??

人が刺された訳でもないし、もうこんな事もそうそう起こらないだろう。

些細な事だ。

ただ、何であんな音が鳴ったのかわからないし、本人にそういう事があったとだけでも伝わって欲しかったんだけど、警察だって忙しいだろうからダメならダメでも構わなかった。

しかしそれも相手の態度次第である。

朝ご飯作れなかった。

これなら黙ってパーが鳴り終わるのを待ってれば良かった。