そもそも、幕張のビッグなフリマに行く予定だったのだ。
ところが良く調べてもらうと、開場前に5000人も並ぶ程凄いらしいのだ。
屋内のフリマだとかで、混雑を考えると気が重くなってきた。
近くもないし疲れに行くような感じだから、場所を変えた。
規模はグッと小さくなるが、新宿で場所も出やすいし、ついでにラーメンだ(笑)
しかし、天下の幕張フリマから新宿の公園フリマに変更されみんな気が緩んだのか、ゆっくり起きて来た。
家を出たのはもう昼。
ラーメン屋は行列。
フリマに行ったら、店はあらかた終わっていた。
ニワトリのぬいぐるみを新品で売っていた。
アメリカンなニワトリで、とても「カワイイ」という感じのものではなかったが、どこかユーモラスな感じがちょっと良い。
足を止めて見ていたら店の人が「これ??これでしょ??」と笑顔でニワトリを引っつかんだ。
あ、いえ、買わないけど・・・と思っていたら「これね、ホラ、動くんですよ。」とどこかを何かして下に置いた。
するとそのアホヅラニワトリがトトト・・・と歩いたのだ。
「おお!!」思わずダンナと歓声を上げる。歩いた。クララが立った。
「でここを持つと・・・。」首ねっこを掴むと、足をジタバタさせている。
爆笑だ。欲しい。私にではない。エルにだ。
「いくらですか?」値段を聞くと一気に盛り下がった。2000円だ。
娘ぶー子は300円でキャミソールを2枚買った。
私はさっきカワイイ猫の置き物を、300円が高くて諦めた。
普通のショップに来たのではない。
ここで2000円とは土地ほどの値段ではないか。
結局何も買わずに新宿を後にした。
ぶー子が「マンガ喫茶」「マンガ喫茶」と呪文のようにしつこく繰り返すので、すっかり洗脳されて久米川のマンガ喫茶に行ってしまった。
行ってみて驚いたのだが、「未成年が個室を使う時は、扉を開け放て」との注意だ。
ぶー子はタバコも酒も、エロものをこんな所で見る度胸もない事は私が保証する。他の場所では知らんが。
「個室」の意味は「隠れる」よりも「リラックス」にあるのではないか。
私だってひとたび個室に入ればジーパンのファスナーは下ろすし裸足になる。
鼻クソがたまれば平気で指を突っ込むし、尻が痒ければパンツの中にダイレクトに手を入れる。
ぶー子よ、気の毒だが尻が痒ければジーパンの上から掻くという、ますますストレスの溜まるコースで我慢だな。
つい習慣で「しっぽがともだち」を探してしまう。
しかしここはいつもの店ではないので場所がわからない。
どこでもそうだが、先に読みたい本を決めてしまうと探すのに一苦労だ。
しかしここで、おっ、そうだ、「デスノート」読むチャンスじゃんと思い、奴隷ぶー子に持ってこさせた。
しかし彼女はデスノートと共に「ピューと吹くジャガー」も持って来た。
どっちを読むか悩んだが、ここにいるうちにブログの更新をしたかったから、まず短編ばかりのジャガーさんの方を読み始めた。
・・・寝てしまった・・・。
1冊の半分ほどで寝てしまった。
ヤバイヤバイ。目が覚めたらコーヒーを入れて、ブログの更新だ。
途中でぶー子がジャガーさんの続きとポッキーを持って来た。
すみません、もうちょっと待って下さい、今頑張ってますので。
一昔前の、締め切りギリギリの小説家やマンガ家のところに、担当の人が来て出来上がるのを待っているあの状態とカブる。
「もうすぐ時間だよ。」というメールがダンナから来たのは、「記事を投稿する」のボタンを押して数分後だ。
結局読んだマンガは「ピューと吹くジャガー」を半分だった。
家に帰ったが、昼に食べた激辛ラーメンの影響で胃腸の調子が激悪だ。
そのためあまり飲めなかったが、眠くならなかったから3時ごろまで起きていた。
何もしたくないが暇、というしょうもない状態であった。
夜更かしして遊びたいぶー子は「テトリスやる?!」「脱出ゲームやる!?」とあれこれ出して来たがことごとく拒否し、結局延々ふたりで「キトゥンウォー」をやっていた。
「この2匹の猫のどっちがかわいい??」という問いに、ただひたすら答え続けるだけのものだ。終わりはない。
さすがに数十分やり続けたら飽き、次はテレビを観た。
面白い番組をやってなかったから、こちらも延々とチャンネルを変えるだけだ。
そのまま数十分。
眠くもないがやる事がないので布団に入ることにした。
活動的ではあったが、しょうもなさでは昨日に並ぶのではないかと思う1日であった。