人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

AFRIKA・34

「メスライオンに限界まで近づいて撮ったもの」。

またご無体な依頼を・・・EE:AE5B1

動物に襲われると、カメラに保存してある画像がパーになってしまうのだ。

襲われる前にいわゆる警告期間的な猶予がいくらかあるが、その猶予や距離は、動物によって違う。

ライオン、早そうだなEE:AEB64

その辺の駆け引きが、ポイントになるだろう。

前回メスライオンを撮った、キワンジャ平原へ向かう。

どこにいたっけねEE:AEB67

こんななんも目印のない平原だ。場所なんか覚えちゃいないよEE:AE4E6

やみくもに車で動き回り、適当に停めては望遠鏡を覗く。

あ。

意外と簡単に見つかった。

平原で一匹、悠然と横たわっていた。目立つわ。

休んでいてくれたのはラッキーだが、さて、どうするか。

後ろから行けば気づかれにくそうだが、それでは写真も背中になってしまう。

そういえば「茂みに隠れて撮れば」とか言っていたな。

繁み・・・、なくはないが・・・。

まずは背後から少し距離を詰めておく。

しゃがんで歩いて、ライオンから少し離れた場所にある茂みを目指す。

茂みの中では、ライオンが見えない。

茂みのちょっと横に場所を決めたが、これ、隠れてないじゃんEE:AE5B1

まぁいいや、気付いてないみたいだし。

で、撮る訳だが、茂みが少し入っちゃうし、アングルもイマイチ。

距離だってそんなに近いとは言えない。

でもこういったゲーム上で「茂みに隠れて撮ればいい」なんてヒントが出るという事は、もはや「茂みに隠れて撮れ」と言っているも同然だ。

つまり、この距離でいいのではないか。

というか、もうこれ以上寄るのは怖いから、そう思いたいのよEE:AEB64

これでいいに違いない。そう言い聞かせて車に戻った。

車なら、徒歩よりは安全である。

ちょっと車でもっと寄ってみるか。

車は安全な代わりに気付かれやすい。

ということはそれだけ寄れないという事になるが、結果的にさっきの茂みより近づいた(笑)

車でこの距離まで寄れるのだ。ホントはもっと踏み込むべきだろう。

でももういい、怖いEE:AEB64

曲がりなりにも撮れてはいるから、評価は低くても失敗にはならないだろう。

茂みから撮った方。

葉っぱ、邪魔EE:AE5B1

車から撮った方。

こっちの方が小さく見えるが、フレームに入りきらなかったので少し小さくしたのだ。

ちなみに、被写体の大きさは距離の評価には影響しないので、実際にどれほど近づいたかが決め手になる。

後者を使った。

やはり距離の評価だけが低かったのだ。

いったいどこまで寄れと・・・・・・・。