人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

備えあれば笑いなし

この関東に大地震が来る日も、そう遠くないと聞いている。

地震は怖い。

グラリときただけで私は、恐怖のどん底に突き落とされる。

震度2だろうが3だろうが、冷静でいるなんていられない。

座っていれば立ち上がり右往左往、布団の中にいれば潜ってジタバタする。

震度4から先は、地獄である。考えたくない。

それなのに、何の備えもできていないのである。

家具などの転当h止、防災グッズ・非常食の備え、いざという時の避難場所や家族との連絡方法など、なにも講じていない。

これではいけないことは分かっているが、日々の事で手一杯なのである。

忙しいのではない。キャパが狭いのだ。

なのでもし、今この場所に大地震が来たら。

食器棚の皿やコップは飛び出して割れ、収納棚の瓶や調味料が落下し、キッチンから逃げ出した私は猫を連れて2階に上がることだろう。

火を消し忘れないだろうか。

猫を2階に連れて行くのは、なんとなく1階よりも安全そうだからだ。潰れるのは1階、というイメージがある。

割れた皿なんかはあとでどうにでもなるが、命のあるものは守らなくてはならない。

最優先は、猫であった。

ところが最近、この順位を変えなくてはならないことに気がついた。

メダカだ。

備えは何一つできないくせに、想像だけは豊かである。

それも「悪い予感」は得意で、メダカたちを愛でながらこの危険にはすぐに気がついたのであった。

キャスターに乗せただけの、小さな水槽だ。倒れるだろう。

倒れればこの中の魚たちは放り出され、可哀想に苦しんでみんな死んでしまうだろう。

私はさらに想像した。

揺れが収まって、水槽を見に行く。

倒れた水槽に、ぶちまけられた水。

あちこちに散らばって死んでいるメダカ、エビ、ドジョウ。

こ、これはいかんEE:AEB30耐えがたいEE:AE5B1

どうしたらいいんだろう??

水槽の地震対策については、やはり同じように考える人も多いようでたくさんネットで見つけることができた。

しかしこれ、というものはなかなかない。

なにしろウチの水槽は小さく金魚鉢に近いぐらいで、普通の四角い大きい水槽を大きな台に乗せているのとは訳が違う。

その上フタがないので、揺れで水が飛び出すだろうという話だ。

フタですかEE:AE5B1

うちの水槽、上部が丸いんですけどEE:AE5B1

後付けできるものなのか??

転倒も、水の飛び出しもこのままでは防げない。

どうしたらいい??

もう人力しかないか。

猫の優先順位を落とし、水槽を守りに行く。

大地震だ。震度5か?6か?

経験したこともない揺れである。

そんななか私は、水槽を抱えて揺れている。

中の水は今にも溢れそうに、揺れに合わせてザッポザッポン揺れている。

そんな姿を客観的に見てみたら、ギャグである。

地震は大真面目に揺れている。

私も大真面目だ。

しかし水槽がEE:AEB64

あとで笑い話になるだろうか。

やはり、備えなくてはならんな・・・。