人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

FFⅩⅡ IZJS② ~グランドアーマーへの挑戦・7・8~

武器ほど性能が目に見えないので、ありがたみが薄くなってしまうのが防具だ。

私はなぜ、防具なんかのためにこんなに苦労しているんだろうか。

最終的には精神力である。

長い長い戦いの中で、やがて敵はいつの間に「自分」になっていた。

平常心。

グランドアーマーを手にした時、私はひとつ大人になっているだろうか。

7回目の挑戦は、40チェイン目にいきなりダダダと連撃が出てしまい、その快挙についていけずに倒してしまった。

特にこれといったドラマもなく、何の思い出もない7回目の挑戦である。つまらないので、続けて8回目の挑戦に入る。

さすがにだいぶ余裕が出てきたので、作業のごときバトルになってくる。気の緩みが発生し、これはこれで危険な状態である。

余裕はあるが気を引き締める、というのも、結構大変なものだ。

ボーッとしてきそうなところを、「集中、集中」と気合を入れる。

とにかくやり直しはしたくないから、おたからよりチェインを優先する。

最後の一撃の立ち位置で取れるか取れないかがほぼ決まってしまうが、何度も取り損ねると、つい欲をかいて深追いしそうになってしまう。

逆に、取れそうなものを取り逃がすと苛立ち、気持ちが乱れる。

些細なミスが最終的な失敗に繋がりかねないのだ。平常心を保つ事が要求された。

もうほとんど修行の域である。

「技術」は繰り返すことでついてくるが、最後に必要なのは「精神力」であった。

ドロップがない、取れない、ハズレ、こんなことを延々繰り返しているうちに、本来の目的を離れて無心になった。

サンタイザベル・ぽ子45歳、テレビゲームで悟りを開く。

ただただ時間が流れていったが、一応毎回、おたからの内容はチェックしていた。

拾ってからすぐにゾーンチェンジするので、何が取れたのかの表示が読みきれないのである。

そしてそれは、57チェイン目に入手されていた。

すでに私は僧になっていたので大した喜びもなく、2個目に続く。

必要数は3個である。

1個はヘネのトレジャーで手に入りそうなので、ここでは2個欲しいのだ。

ここからまた長いEE:AEB64

繰り返していれば必ず取れるのだ。失敗して倒さなければいいだけなのである。

焦らず無理せず、時には見送る勇気EE:AEAAB

チェインも100を超えると、さすがにもう二度とやり直したくないという気持ちが強くなってくる。

やり直すぐらいなら、今ここで時間をかけた方がマシだ。とにかく慎重に、確実なものだけ狙おう。

そして147チェイン、やっと入手。時間にして2時間強か。

チェインはまだ続いていたが、疲れたので倒してケリをつける。

倒されても倒されてもあの世に行けず、147回も呼び戻されたヘルヴィネックさんも、ご苦労さんでした。

早速装備してみるが、身に着けただけでは全くありがたみが分からん。

まぁとにかく、本編に戻ることにする。

最後に、今回の簡単なデータを残しておく。

メンバーはエクスカリバー装備のナイト・バッシュ、竜の髭L装備のウーラン・バルフレア、天空のロッド装備の赤魔パンネロとレダス。

レベルは全員69、レダスが74。

毒消しとクロノスの涙は使い切り、目薬の残量は24、万能薬が55。

倒し方は、ここまでのグランドアーマーへの挑戦をご覧下さい。