スペシャルゲストに関しては、単なる金稼ぎであった。
うまみは無視し、売り上げを重視して、応援も呼ばずにただただレベルの止まったゲストに食べさせるのである。
それでもたまに「もうちょっと頑張ればレベルが上がりそうだ」という時がある。
そういう時は遠慮なく応援を呼んだり、そこそこうまいラーメンを出したりはする。
なのでまぁ地味にはレベルは上がる。
そうなるとたまったポイントで満腹ガチャが回せ、ちょっと得した気持ちになる。
なのでこの頃は、稼ぎ半分、ポイント集め半分で臨機応変にやっていた。
ところで毎度、メンテナンスのことを考えないので、突然ゲストが変わって貯まったポイントがゼロに、ということが起こる。
今回はちゃんとメンテの日時をおさえ、直前にポイントを使いきろうと考えていたのだ。
と同時に、「効果具材」も放出してこの際ポイントも稼ごうかという気持ちになってきた。
ポイント重視なら、人の応援に行った方が効率がいい。私、ラーとも少ないんでEE:AEB64
同じように最終日に稼ごうと思う人は多いのか、今日は応援依頼が結構多かったのだ。
「専務(仮名)」というHNのその人は、これまでに何度も手伝ってもらった事のある人だ。
私は手助けをしてもらった時には、「ありがとう海苔」を送るようにしているのだが、この方、まだラーともになったばかりのようで、まだプレゼントを贈れない状態であった。
そんな専務が、応援を募集していたのである。
見るとゲストのレベルは50を超えていた。最初に「若干本気」のラーメンを出したが、満足度はほとんど動かない。
こりゃ本気出さないと、助けにもなりゃしないぞ。
温存していた「買えないスープ」、ガチャで当てた修行具材などふんだんに使い、投入する。
見ると「専務」も微力ながら、こまめに食べさせている。
こりゃ人数欲しいなぁEE:AE5B1何とかこれまでの恩返しがしたいのだが。
ところで私は寝不足であった。
後のことを考えて少し寝たかったのだが、寝るなら早く寝てしまいたかったのだ。こんな事に何十分も付き合っている暇はない。
暇はないが、ここまで効果アイテムを放出して、レベルを上げられないという結果は嫌である。
そこで私はついに「金のニンニク」なるものを使ったのだ。
3個も使って、満腹バーをかなり右に持っていくことができた。
これならあとは、「専務」ひとりでもレベルアップできるだろう。「専務」がちゃんと食べさせてくれればの話だが。
その流れを見るのは諦めて、布団に戻ったのであった。
起きてラー魂にログインすると、報酬についてのアナウンスはなかった。
レベルアップしなかったということである。
どうした専務、頑張ったのに及ばなかったのか、早い時点で諦めていたのか、もしかしたらちょうど9時をまわったあたりだったから、仕事が始まったのかもしれない。
売り上げはそれなりにあったが、多くのものを失ってしまった。
しばらくは稼ぎを重視して、ガチャでまた集めていかなくてはである・・・。
専務~・・・EE:AEB64