「覚えてる!?昨日この中入ったんだよ、ぽ子・・・。」
ダンナは車の下を指した。
帰ってきたのはすっかり夜が明けた5時。
ご迷惑をおかけした皆様には本当に申し訳ない。
バンドのミノアキ夫妻の家で、打ち上げであった。
「気兼ねなくできるからウチで」と言ってくれたのだが、自ら「ウチで」と言える度胸と環境が凄いとは思った。
行ってみてその理由が良く分かった。
改装中とはいえ、凄いのだ、家が。
カフェバーか!?と言いたくなるような内装に、きちんと片付けられた室内。
ボスが家に人を呼ぶのは極めて稀なことだとアキちゃんが言ったが、私達は選ばれたのだEE:AEB64
後悔はさせない。
結果的にさせたような気がするが。
玄関の黒板は、アキちゃんが毎月絵を書いているとのこと。
今回はハロウィン。
子供たちが書いてくれたウェルカムボード。
嬉しいね^^
ミノさんはキッチンに立っていた。
モデルハウスのようなキッチンで、真面目な顔をしていた。
このように、何かに向かい合っている時のボスの顔は、本当に厳しい。
煮込みを焦がして成功させるような事はしないだろう。
イタリアン的なフルコースであった。
サラダはアキちゃん。
奥のはスモークサーモンにホイップクリーム(だったような??)のソース。
オニオンスライスがいいアクセントになっていた。
自家製ピザ。
子供たちも一緒に作ってくれた力作。
生地はフワフワ、具沢山で美味しかった!
ダンナが終盤でお替りをリクエスト(笑)
パンも自家製。
フランスパンはカリカリのサクサクで、凄~~~く美味しかったEE:AE473
やはり自家製のハムのディップと共に。
スープはちーちゃん手作りのパンプキンスープ。
レイくんの小さなお手々が可愛いEE:AEAAB
うおっ、ブレちょる!!
真鯛のムニエル、これも絶品でしたEE:AEAAB
酸味のあるソースが最高。
「次はムニエル」と書いたホワイトボードを、お兄ちゃんのヒビキくんが無言で持ってきたのに爆笑。
お新香。こちらも自家製。
ヌカの香りが絶妙。
ちゃんと順番も流れがあり、まさに「フルコース」だ。
もうブレブレですがな(笑)シメのカレーだ。
濃厚で旨みが詰まったもの。
子供たち、好きだろうなぁ。
これらはほんの一部である。
飲みながら撮ったので、保存し損なったものがあったようで。
ここにちーちゃんの餃子(「餃子が」「餃子が大変なことに」と泡食っていたが、別にちゃんと美味しい餃子であった。何が起こっていたのだ、ちーちゃんの餃子に。)とかぼちゃのスープ(ミキサーでトロトロにした濃厚なものEE:AEAA6)と、私の変な煮込みとマリネだ。
ちーちゃんの餃子。
外はカリッと中はジューシー、こちらも大変おいしゅうございましたEE:AEAD9
これらをつまみつつ、長い夜を過ごしたのであった。
長い夜であった。
子供たちとゲームをした時代。
マッサージチェアに座った時代。
子供たちと銃撃戦をした時代。
ちーちゃんが帰って行った悲劇。
私達が残る悲劇。
「ツェッペリンをやりましょう」のループ。
5時。
シメにカレーまで頂いて、片付けもしないで帰ってきてしまったEE:AE5B1
すみませんすみませんすみません。
しかし、素晴らしい夜であった。
またライブをやれば打ち上げをやるだろうか。
ライブ、やりましょうね。
布団の中で携帯を開いてみる。
前夜の記録が画像として残されていた。
動画だ。
ボスを正面に捉え、私が問う。
「ではれすね、私達の私達のバンドに必要な、必要な、必要なバンドの、必要なバンド・・・、バンドに必要なもの、私達のバンドにしつようなものってですね、なんれしょうか。」
シラフの人間が、わざと酔っ払いの真似をしているような口調である。
それに対してボスは一言、「不必要なものなら良く分かってるけど。」と冷笑してこっちを見据える。
たまたま録ってあったから分かったが、この調子で一晩、イビられていたのかも知れない(笑)
その後ろでダンナが子供の発表会のように硬いレットイットビーをピアノで弾いていて、それを保母さんのように「上手上手EE:AE468」と褒めるアキちゃん。
さっきアキちゃんのショパンを聞いたばかりである。(逆か??順序は自信ないが。)
その後はひたすら「ツェッペリンやるの?」の繰り返しだったらしく、「ホント良くあれだけリピートしたね。」とダンナが呆れていた。やっちまったEE:AE4E6
朝まで私達のお守り、お疲れ様でしたEE:AEAD9
それともうひとつ、懺悔。
タバコを吸ってしまいました。
EE:AE553振り出しに戻る、である。
禁煙の森で応援してくれた皆様に、本当に申し訳ない。
苦しいです。
もうこんな思いはしたくないので、繰り返さないように頑張りたいEE:AEB69