人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

POPROCK3周年・1

二日酔いだ。

ライブ当日も二日酔いだ。

ライブ当日の練習も二日酔いだ。

お陰で初めてアルコール抜きで練習することができた。

今回はオープンが早いので長丁場だ。

結果的に二日酔いに感謝のスタートであった。

練習は「バンドその2」にあたる漣バンドだ。

急にエントリーが決まったため、一番練習時間が少ないバンドである。

上手い人ばかりなので彼らに任せておけば良いと大船に乗っていたが、歌詞を覚えるのが予想以上に難しく、とうとう最後は大きなノートに大きな字で、忘れがちな部分だけ書き出しておくことになった。

練習中に急遽私がコーラスを入れる事になった部分があるのだが、やってみたらタンバリンがヘロヘロに。

私はリズム感が凄く悪い。

そこに、歌とタンバリンと全く違うパターンのものを同時進行させなくてはならないのだ、至難の技である。

誰も何も言わなかったが、休憩でダンナがひとこと「タンバリン・・・」と言って笑った。

これならいっそない方がいいというレベルだと言うので止めようかと言っていたのだが、ギターのkawaさんは「いや!タンバリンは欲しい!」と仰る。

メンバーなのか良く分からないスーさんに押し付けようと思ったら「オレはサウンドチェックに忙しい」と言って逃げた。

仕方なくヘロヘロになる部分のタンバリンの音を間引いて音を小さくしたが、本番ではヒロちゃん(笑)が勝手に奪ってぶっ叩いてくれたので事なきを得た。

そう、ヒロちゃん。

ご存知の方は私の言いたい事が分かるかも知れない。

彼女の酔い方は私にソックリでなのある(笑)

先に来てもう踊り出している彼女を見て「同じ血を感じる。」とダンナに言うと、激しく頭を縦に振り、「ダンナさんはいいダンナだ。」と強く言った。

バンド3、つまり「いーぽこみのあきちーバンド(結局名前が決まらなかったのだ)」の出演時間が迫ってくると、「いーぽこみのあきちー」の中の「みのあき」のお二人が出るはじめちゃんとのバンドと続ける事がわかり、どっちが先にやるかジャンケンで決める事になった。

私がはじめちゃんとジャンケンをしたが、彼はひたすらグーを出す。

こういうのに私は弱い。

このままずっとグーか?

・・・と思わせておいて私のパーを誘う気か?

いや、迷っているうちにパーを出した方が良いのか?

私は非常に混乱した。

勝負がついてからダンナに「こんな時は何を出すべきだったのか」とダンナに聞くと、ダンナは非常にたまげて「普通パーでしょ!?」と吠えた。

・・・裏を読んでチョキで負けたぽ子である。

チョキで負けたので、「いーぽこみのあきちーバンド」が先に出る事になった。

ちなみに一応解説しておくと、「いー」はうちのダンナ「イーちゃん」、「ぽこ」は私「ぽ子」、「みの」はギターの後藤氏「ミノさん」、「あき」はその奥さま「あきちゃん」、「ちー」はPのスタッフ「ちーちゃん」の5人の名前からきている、というかくっつけただけのようで(笑)

飲みに来た訳ではないのだ。

ここから私たちのライブが始まる。