ゲームが・・・、できなかった・・・。
つまり・・・、寝てしまった・・・・・・・・。
眠かったのだ。
眠くて眠くて仕方がない・・・程ではなかった。
このままでは眠くなる、という段階がちゃんとあった。
今なら引き返せるという段階が。
という事は、「寝たくて寝た」という事である。
最初はソファに座っていたが、起きた時には横になっていた。
負けた。
睡魔ではなく、自分に。
なのでゲームの時間を返上して、今日の予定をこなしたのである。
出だしはつまずいたが、ゲームが終わるはずだった４時には追いついている計算だ。
ところで私はいつも予定の見通しが甘く、少しずつ後へ後へとずれ込んでいくのが普通である。
追いつくどころか、４時の時点で１時間の誤差が出ていた。
誤差を致命的にしたのは、「歌コピ」である。
とうとうライブは５日後に迫ってきたが、相変わらずちゃんと練習していない。
今回はコーラスだけだが、ダンナと二声で入れるのだ、メロディも２つ拾い、お互いにつられないように練習しておかなくてはならないのである。
ところが私は紛れもなくぽ子だ、「なんとなくできそうな気がする」と言ってダンナのパートだけ拾って投げつけ、私は寝たりゲームをしたりしていたのであった。
アリとキリギリスのキリギリスであるという話をした事があるが、ウサギとカメのウサギでもあるのだ。
ただ、人を騙したり傷つけたりはしない、単なるバカである。仲良くしてください。
テーブルの上には何日も前から、ネットから印刷した歌詞が出しっぱなしてあった。
これに詳しくパートを分けて書き込まなくてはならなかったはずである。
まぁコーラスなんて、曲のほんの一部分だ。
そう思いつつYouTubeを聴きながらコーラスパートにラインを引いていく。
Georgy Porgy
Puddin' Pie
Kissed the girls and made them cry
ＴＯＴＯの「ジョージー・ポージー」はコーラスではなく、ボーカルの合い間と最後にちょっと歌うだけである。
しかし、大人しく
Georgy Porgy
Puddin' Pie
Kissed the girls and made them cry
・・・と歌っていればいいものをだんだん燃えてきて、
Kissed the girls and made them cry、Kissed the girls and made them cry
になってみたり、大人しく
Georgy Porgy
Puddin' Pie
Kissed the girls and made them cry
に戻ってみたり、そのうち感極まって
Georgy～～～～～～～～～～、Porgy～～～～～～～～～～
とあられもない方に向かっていったり、かなり振り回された。
このパターンを覚えなくてはならないのか。
それより感極まったGeorgy～～～～～～～～をやりたくないのだが。
そんなんで、音を拾いながら練習する羽目である。時間もかかる訳だ。
その上ちゃんと歌い切る自信がなく、ボーカルの方に電話してカラオケに付き合わせる約束をとりつけた。
本番まであと５日であった。
何を思ったか、スーパーに食材を買うだけの予定に１時間も枠をとってあったので、ここで３０分浮かせることができた。
しかしその後の風呂洗いに神が降りた。
夢中になって時間オーバーだ。
晩ご飯はカレーライスだけだ。
煮込みいらずのスープカレー。
Georgy～～～～～～～～～～、Porgy～～～～～～～～～～・・・。
