はぁぁ~~~、早速「平日飲まないの誓い」を破ってしまった。
土曜日に飲まなかった事を、ちゃんと体は覚えているのだ。どうしても飲みたくなった。
とは言っても家でいつものようにダンナと飲んだだけである。
それを止めなきゃと思ってるっちゃあそうなのだが。
「じゃあそろそろやりますか、アレを。」
「ん??」
「ほら、準備してっ。」
「あのー、何を指しているのかサッパリ分からんのですが。」
もおー、言わせないでよ私の方からっEE:AE4E5
まだまだ全然ダメ、つまりヘタクソめ、と言われたまま終わっているのである。
小指ほどのプライドが私の方から言い出すことを制していたが、とにかく我慢ができない誘惑に弱いぽ子である。
告白するのは私。
フラれるのも私。
誘うのも私。
断られるのも私。
思えばそんな人生であった。
「・・・あれ。」私は仏頂面でアンプを指差した。
どこまでもガキだなと我ながら思うのだが、どこまでもシャイなヤツ、と思ってもらいたいところである。
「ああ(笑)」
我慢できずに自分から言い出したことを見透かされたみたいで恥ずかしいが、致し方ない、それが事実なのである。
すみません、まだまだヘタクソですが、私と一緒に弾いてください。以上。
意地になってひとりで練習していたので、ダンナと合わせるのは久しぶりである。
とは言ってもまだ2曲しか手を付けてないのだが、やらねば先に進まないのである。
一体どこまでできるか、試してみたかった。
先に弾いたのは2曲目の課題曲、クィーンの「クレコー(そんな曲はないので、過去の日記を見てくださいと)」である。
前に書いたが私はポジションを間違えて弾いていたので、やり直したばかりであった。
しかし昨日も散々練習したばかりだったので、思ったよりは弾けた。
そしてダンナはこう言った。
「いいねー。じゃあもう次の曲いこうか。」
いいねー?
明らかにこの「いいね」は「上手になりましたね」ではなく、「ハイ終了!!」のニュアンスであった。
何よりまだ自分が納得いってないのだ。
それをそんなおざなりに・・・。
「ちょっと、まだちゃんと弾けてないよ、次はまだ早いよ!」
「いいのいいの、もうどんどんやっちゃおうよ。その方がいいって。」
確かにダンナは「ホワマイ」の時もすぐに「次の曲いこう」と言い出したが、おかしなものである。
あれこれ演奏に難癖つけるダンナは1曲に固執せず、うるさいこと言うなと自分勝手に弾こうとする私は1曲に完成度を求めているのだ。
まぁダンナは私よりもずっと先輩なのである。私が通った道などとっくに通り過ぎているのだ。
そろそろ頑固は止めて言う事を聞こうと思うが、私は不安である。
未完成のまま情熱を分散された「ホワマイ」はさらに3分の一の持ち分となり、まだまだ始めたばかりの「クレコー」の情熱も3で割ってそのうちの1になるのだ。
あれもこれも中途半端になりそうで今は2曲とも同じように練習しているが、曲が増えれば増えるほど練習時間が必要になってくるのではないか?
いずれ逆の「同じ練習時間なのに曲数が増える」という事態になりそうだが。
たかだか3曲でこんなに悩んでいる場合でもないのだが、マイナス思考なのでつい不安が先に立ってしまう。
次はベース廃人か!?