人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ディズニー・シーの巻

過去にディズニー・シーの記事がないところを見ると、数年行ってなかったことになる。

ぶー子がアトラクション的にランドの方が好きだからだろう。

私は雰囲気で圧倒的にシー派だが。

そんなんで楽しみだったシーだが、予定よりも潮干狩りが早く終わったので、サッサとそっちに向かう事にした。

みんな寝不足なので寝てから行くつもりだったのだが、こうなるとその時間ももったいない。

もう入るだけ入って、疲れたら駐車場に戻って寝ればいい。

インディ・ジョーンズのファストパスを取ると「カレーだ、カレー。」とまず「カスバ・フードコート」のカレーである。

ラーメンがあったら食べかねない。

夢の国でもラーメン、カレーの夫婦であった。

しかし、アラビアンコーストに向かう途中で、新しくできたアトラクションの「50分」という待ち時間が目に入った。

新しいアトラクションで50分とは、これはチャンスじゃないか?

迷いが出ると「後で来たら待ち時間が増えている」という不安が出てくる。

結局カレーの前に、新しいアトラクションの誘惑に負ける。

トラップがあれば必ずかかるであろう、ぽ子ファミリーであった。

ジェットコースターである。

知らずに並んでしまったが、1回転する。

カレーの前で良かった。

「ストームライダー」もぽ子の好きなアトラクションだが、これは、嵐を爆発で消滅させる機械を載せた飛行機に同乗するストーリーで、案の定運転手がムチャをするので同乗する私らがえらい目に合うようになっている。

途中、本当に雨が降らされたりして臨場感があるアトラクションだが、終わって出口に向かうダンナを見ると「デイヴィス、ムチャし過ぎだよ・・・。」とグッタリしていた。

インディ・ジョーンズの「クリスタルスカルの魔宮」は前に一度だけ入ったが、ビビッて目をつぶっているだけで終わってしまった。

暗くて先が分からないのが怖いのだ。

しかし「怖がらせるアトラクションじゃない」という事なので、今回は目を開けて乗るのが課題であったが、面白かった。

面白かったがやはり先が分からないのは怖い。

手前からでっかい石の塊がこっちに向かって転がってきたときにはついに耳をふさいで絶叫してしまった。

そこにフラッシュがたかれる。

写真を撮られるのは知っていたが、まさかここだったとは。

出来上がった写真は私だけが耳を塞いでまるでオバケ屋敷にでも入っているようなポーズだったが、ぶー子は気負いすぎて首が伸び、ろくろ首みたいに写っていたのでそっちの方が爆笑であった。

次の目的のビッグバンドの演奏まで時間ができたので、車で少し寝る事にした。

エンジンを切って窓を開けて寝たが、寝苦しい。

6時前にぶー子を起こすと「暑い、暑い、ライスライスっ・・・。」と訳のわからない事を言っていた。

ビッグバンドの演奏は、ちゃんとしたホールで行われた。

この手のモノは初めてである。

古きよき時代のアメリカはブロードウェイのホールを模した会場で、非常に雰囲気がある。

内容も良く、あっという間の30分だった。

最後はこれも初めてになる「タワー・オブ・テラー」だが、もちろんビビりぽ子は乗らなかった。

要はフリーフォールだが、その建物の高さを見たらもう笑いが出てしまった。無理。

閉園2分前までアトラクションに向かって走っていた。

楽しかった。

万歩計は4万歩を越えたが、何が凄いって、4万歩もサラッと歩かせたディズニー・シーである。

疲れを感じたのは明けて1日経ってからである。

そのまま泊まって寝れる園内のホテル・ミラコスタ、いつかショーの見えるバルコニーの部屋に泊まってみたい。