娘ぶー子が待ち焦がれていた作品である。
新しく、人気が高いので、なかなか手元に来なかったのだ。
監督:塚本連平
キャスト:市原隼人、佐々木蔵之介、麻生久美子
1979年、栃木の田舎町。
高校生の「ママチャリ」達は、進路だとかのつまらない現実から逃げるように、罪のないイタズラをしては周りを困らせていた。
そんな時に現れた新しい駐在さんは、そんなイタズラを許すような事はしない。
ある日道路に速度測定器を備え付け、バイクで少々制限速度をオーバーしたママチャリの仲間を取り締まった事から、彼らの戦いは勃発する。
微笑ましい戦いである。
ママチャリらは「イタズラ」の域を超えない攻撃を仕掛けていく。
だんだん駐在さんの方も大人げなくなっていくあたりがまた面白い。
しかし駐在さんの反撃もエスカレートしながらも、どこか暖かさが感じられて心地よい。
そう、とても心地よいストーリーであった。
70年代終わりの田舎町、青春を謳歌する少年達。
ただ、笑いどころはたくさんあったが、ちょっとツメが甘く、「面白い」という印象にはいまひとつである。
また、年代がちょうどぽ子のその頃と重なっていて、懐かしく嬉しい気持ちになった反面、再現度が中途半端なのもちょっと気になった。
服装が一番気になったところだが、あまり忠実に再現してしまうと時代遅れで垢抜けない雰囲気になってしまうからか。
そんな感じで、全体的に中途半端な感じはあったが、とても気持ち良く暖かい気持ちで見れる作品だった。
イッチー演じるママチャリのコミカルな演技が光っていた。
ぽ子のオススメ度 ★★★★☆
ダンナのオススメ度 ★★★★☆ 楽しかった!!
ぶー子のオススメ度 ★★★★★ 最高!!