人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

オバサン化

疲れた・・・。

心躍るはずの金曜の夜が、蓄積された疲れによってやる気ナシナシモードだ。

疲れって、一体どうして?

疲れるような事をした覚えはない。

心当りを強いていえば、ちょっと飲み過ぎが続いたからか。

これまで「年齢を感じる」という事は、実はあまりなかった。

マイペースでやってきたから、さほどそう言った事が気にならなかったのだ。

しかしこのバテやすさ、酒の抜けの悪さ、物覚えの悪さ、ひょっとしてもしかしてだ。

もう若い頃のような無茶はできないのかもしれない。

先日も、娘ぶー子にベースを教えてやったのだが、彼女は1度言ったフレーズは忘れない。

間違えることはあっても、ちゃんと頭には入っているのだ。

お陰で私が1日がかりで耳コピした曲を15分ほどで覚えてしまった。

しかし、この能力は勉強には発揮されない。積極的に覚える気がないからだろう。

この子の頭は大丈夫かと心配していたが、どうやらベース1曲分ぐらいはすぐに頭に納まるようだ。

それに比べて、この私の覚えの悪さったらどうだ?

さっき食べたものはおろか、今やろうとしていた事すらわからなくなる始末だ。

年齢を感じない訳にはいかなくなった。

「無理。」

先日新しくコンポを買ったが、パソコンに落としてあった曲を早くMDに移したかったので、説明書を読んで自力でやろうと思ったのだ。

思っただけだというのに「無理」決定である。

宣告したのはダンナだが、「俺でもややこしくて参ってるんだから、ぽ子には絶対無理。もうちょっと待ってて。」と言われてしまった。

家電の使い方は複雑になる一方で、使いこなせなくなってきているぽ子である。

今ではテレビすら「つけて」「変えて」「消す」しか出来ない。

どうやら他の番組を一緒に見たり、番組表を出したり、天気予報を見たりと色々できるはずなのだが、私にとってこのテレビは画像が綺麗になっただけで30年前とほとんど変わりはない。

一応ケーブルテレビに加入はしているが、地デジ対応になったため、なぜか分からないが見かたがわからなくなった。

ビデオまでは何とかなるが、これがブルーレイレコーダーになったらもう録画も再生もできない気がする。

自分の母親に起こっていた現象だ、恐ろしい。

典型的なオバサンである。

携帯はメール、通話、写メぐらいで、誰の着信音はこの曲、などと振り分けるのは無理だし、それ以前に曲がぶー子からもらった数曲しかない。

ブログは辛うじて立ち上げたが、カスタマイズする能力がなく、地味なまま3年目に入った。

ファックスについてるコピーの使い方はわからないし、風呂の予約をしようと思ったら現在の時間が変わっていた。

書き出したらきりがない。

それでもこれまで年齢を感じた事はないと言うのだから、ずうずうしいにも程がある。

ぽ子39歳、立派なオバサンである。