珍しく元気な月曜日である。
ダンナは出張で朝早く勝手に出掛けて行ったので、7時半まで寝ていた。
娘ぶー子にはサンドイッチを作るつもりだったがやはり無理、彼女はコーンフレークだけ食べて出かけて行った。
ふ~む、時間がたくさんあるぞ。
やる事もたくさんあるのだが、いつもなら寝ている月曜なのだと思うと別に頑張ってやる必要もないかと思ってしまう。
土曜日に酔っ払ってやったため全然進めなかったゲームもあっさり先に進んでしまった。
洗濯機、回した。
芝刈りもやった。
優雅な月曜である。
仕事にも、いつもより1分早く出れた。
あの時間帯の1分は10分に匹敵する。
あぁ月曜日、そんな月曜日。
しかしいざ仕事に行くとジャジャマキのしょうもない会話に閉口し、すっかり消耗してしまった。
コイツ、今朝7時半に「あの映画のタイトルがわかったよ♪」と誇らしげにメールをしてきやがった。
起きてるかまだ寝てるかの問題ではない。どうしてこう下らないのだ?
だいたいこの映画のタイトルを知りたがっていたのは私ではないし、あの時だって全くこの映画に興味もないのにウダウダとストーリーをわかりにくく喋り続け、やはり私はかなりのHPを費やした。
娘ぶー子はつまらん友達との会話を「老人ホームのボランティアを思い出す」と表現したが、私はスナックのホステスのバイトを思い出す。
しかしジャジャマキは大馬鹿者だがそれゆえに純粋で憎めないヤツでもある。
だから私は骨折って相槌を打ってやっているのだが、どれ程コイツにこの気持ちが届いていることやら。
仕事が終ると、せっかくの気持ちの良い月曜の気分を全てジャジャマキに吸い取られ家に向かったが、もう気持ちはウキウキしていた。ダンナが出張だから早く帰って来るのだ。
やはり誰かが家で自分を待っているというのは嬉しいものだ。
これでご飯も出来上がっていれば最高だが、今夜の晩ご飯は家ラーメンだからまぁ良しである。
通販で毎月有名なラーメン屋のラーメンが届くのだが、これがもうずいぶんたまってきている。
好物のラーメンだからたまる事などないと思って2種類注文したが、週末に外ラーメンを食べているのだ。
またラーメンもなぁ、と後回しにしていたらたまってしまった。
怖いので賞味期限を見ないで作ってしまったが、その結果は悪ければもうすぐ出るであろう。
ダンナは出張に行くといつもお土産を買ってきてくれるが、いつも同じ場所に行くのでネタが尽きて来ているようだ。
この頃行くのは長野だが、だいたいソバ、一味、おやきが定番ある。
そこへ新たに今回は「湯の花」を買ってきた。風呂に入れる温泉の素のようなものらしい。
ほー、珍しいねと喜んだが、洗面所の引き出しにはずいぶん前に買ったハーブのバスソルトシリーズと母がいらないと言って持って来た入浴剤2箱、風呂場には時々しか入れない入浴剤の大きな缶が置いてあるというシビアな現実であった。
だいたい私がなかなか風呂を洗わないから、入浴剤の減りが遅いのだ。
ダンナが早く帰って来たので、一緒に飲んでいる。
早く寝りゃいいでしょ、と開き直ってワインをグラスに入れた。
このようにイレギュラーな事態が起こる度に堂々と飲んでいるが、明日への影響が心配である。
洗濯は今日しておいて良かった。