「エルを病院に連れて行って欲しいんだけど・・・。」というダンナのメールで目が覚めた。
10時半。
何とか午前中に病院へ行ったが、後は昨日と同じような1日だ。
ラーメン食べて寝た。
「寝ないの?」とダンナに聞くと、「もったいない。」と言われた。
寝ないともったいないと思うのだが。
6時過ぎまで寝ていた。
もっと寝ていたかったが、家庭を持つという事は私にとって睡眠時間が減るという事だ。
みんなと活動するためにはこの時間が限界だ。
夜はオークションに釘付けだった。
実は我が家ではちょっとしたベースブームが起こっている。
正月あたりに酔っ払って音楽室でベースを弾いたらハマッてしまい、
普通のベースが欲しくなった。
うちにあるのはダンナのグレコのバイオリンベースと、私のスタインバーガーというへんてこりんな形のベースだけだ。
どちらもそこそこ普通の値段のちゃんとしたものだが、もっと普通のやつが欲しい。
「この音、かッコいいんだけど。これが欲しい。」
と言ってみると、ダンナはニヤリと笑った。「・・・これね。」
私が欲しいと言ったのは、リッケンバッカーという安くても10数万するものだった。
「原田さんがこの間持って来てたでしょ?」
そう言えば前に友人の結婚ライブの時に、「ジャジャ~~ン!!」と仰々しく見せてくれたな。
なるほど、私はそんな凄いのを欲しがっているのか。
「酔ったついでに年に何回かボウイを弾くだけじゃね・・・。」とダンナは笑った。
くそ~、欲しいと言ったら欲しい。
中古でもいい。ロッテンマイヤーがいい。
そこでオークションを見てみたのだが、あったのはグレコのリッケンバッカーモデルだけである。しかもジャンク。
510円だったが、あっという間に1万を越えた。
リッケンバッカー、恐るべし。私などが触れてはいけないものなのだ。
そこで路線を変えた。
1万円で即決、アリアプロⅡ。
結局間に合わず落とし損ねたが、違うものを1万で落とした。
2階に上がると音楽室からベースの音が聞こえた。とうとう娘ぶー子にも伝染したのだ。
よく聴くとビートルズのレディ・マドンナだ。ダンナの思うツボじゃないか。
そんな感じに、この週末は音楽室からエレキな弦楽器の音が絶えなかった。
果たしてアリアプロのベースは何回触ってもらえるだろうか。
ぽ子38歳、熱しやすく冷め易い。