人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

映像が語る真実

たこ八郎、中島らも、ジョン・ボーナム、水原弘、太地貴和子、金城哲也、江戸アケミ・・・。

酒が原因で亡くなった有名人だ。

私は無名だが、同じような運命になる気がしてきている。

先日も書いたように、ライブの後に酔っ払って頭を打って救急車で病院送りとなったのだ。

その時の記憶がないので何でそんな事になったのかずっと疑問だったのだが、後で聞けば、店の外の段差を踏み外したらしい。

酔っ払って頭を打ったのは、実は初めてではない。

このブログに書き残されているだけで2回、記憶にないが翌日頭にタンコブができていた事も何度か。

酔っ払いが引っくり返って頭を打つということは実は多いらしく、子供のケースと並んで救急で脳外科に運ばれるナンバー1とのことであった。

目撃者の方は一様に「相当お酔いのようでしたから」と言った。

そのあたりの記憶が怪しいことを考えると、私もそう思う。

しかしいつからそんな事になっていたのだろうか。

「やっぱりトマト割りは酔いが回らない」と思って飲んでいたはずだが。

もはやリコピンも私を守り切れないということか。

出番までは余裕だった。

こんなドシラフでは、あの歌は歌えない。

酔いが緊張についてこれず、私はステージに水割りを持って上がったのだった。

結果、ちょうど良い具合であった。

気持ち良く、しかし大きな失敗もなく、これはかなりクォリティは高いと私は満足だったのだ。

この後、安心して暴走したか。

いや。

もうとっくに暴走しておりましたがなEE:AE4E6

見たくなかった。

証拠映像となるライブの動画を見て、私は知った。

あんたもう、本番の時点で相当の酔っ払いよEE:AEB64

ヒドい。

どうかYouYubeのアップロードはご勘弁くださいEE:AEB64EE:AEB64

メンバーのみ見られる方法で、メンバーのみに公開する。

できればメンバーにすら見せたくない心境だが。

キーボードに水割りを置いた私は、メンバーのMCの度にグビッグビ飲んでいる。

みんな直立しているのに一人だけ動きが違うので、非常に目立つ。

そればかりか間奏、コーラスの合間、隙あらば酒ばっか飲んでいるのである。お前本当にメンバーか?と言いたくなるぐらい。

それだけでも十分恥だが、これが結果として開花するボーカルは、耳を塞ぎたくなるような有様であった。

そもそも声がでかいが、そこへきて大声張り上げるもんで、音割れてるじゃんEE:AEB64

高校生の初めてのライブ・自己陶酔型EE:AE595のような状況だ。

そして、リハ音源では「大人しく歌いすぎた」という反省があったため、暴走しすぎたEE:AE5B1

もうただの酔っ払いである。自分の歌を制御できていない。

「気持ち良かった」という思いだけが残っていたので安心しきっていたが、そりゃ気持ちいいでしょうよ、これだけ暴走すりゃ。

つまり酔っ払って気持ちがいいだけである。

まぁ自分を外側から見るというのは、誰しもつらいものである。

ダンナもその後の自分の歌を見てイヤイヤ言っていたが、軽症が何を言うか、声が小さいだけでも羨ましいわ。

そしてダンナの恐ろしい慰めの言葉。

「別にいつもあんなんだから、大丈夫よ。」

もう酔って歌うことはしないよ・・・。

妖精さん、さようなら。

あんた実は、疫病神だったんだね・・・。