主な特徴
オール・デジタル・プロセス・のaiスクエア・シンセンス・システムを利用しています。このシステムは、先進のPCM技術を応用したコルグ独自の音源システムです。
なんのこっちゃ。
ライブに備えて歌の練習はしているが、担当は歌だけではないのだ。
昨日キーボードの練習は投げていると書いたばかりだが、1曲、全く手付かずの曲があった。
これが一番早いライブでの曲になるのだ、優先順位は高いのだが、手をつけられない理由があったのだ。
これまでのキーボードの曲は、エレピで何とかなったので備え付けのものを使っていたのだが、今回はシンセが必要になった。
一応家にも古い型のがあるのでそれを使う事にしたのだが、最後に使ったのは10年以上前である。
使い方が分からない(笑)
10年以上前より前の中古品だ、大した物ではないのだが、一応シンセサイザーである。
やたらとボタンがついていて、スイッチ・オンで思い通りに音が出るわけではないのである
最低でも
・音を出し、
・使う音色を決め、
・使いやすく配置し、
・いわゆるビブラートや音程などの設定をして、
・キーをオクターブ上げなくてはならない。
しかしこれらは、基本中の基本である。
シンセとして利用するなら自由に音色を変えたり、エフェクトをかけたりしなくてはその甲斐がない。
そこで私はせっかくだから、説明書を一から読んで、もうちょっと使いこなせるようにしようと考えたのである。
それから酒を飲まない晩はこの説明書を読んで寝る事にしたのだが、キッチリ把握するために私は、全部読む事にしたのであった。
さすがに「御使用になる前に」は読まなかったが(本体の機能の事ではなく、どこに置くな、これに気をつけろ、手入れはどうだ、というお話だ)、その次のページの「はじめに」からである。
それが冒頭のaiスクエア・シンセンス・システム云々なのだが、こんなのほんの序の口だ。サッパリ意味が分からない。
と言うか、読まなくても良さそうな部分でもあるのだが、そんな事は読んでみないと判断できないのである。
全てを把握するためには、理解できなくてもひととおり目を通すべきではないのか。
私はチャランポランな人間だが、不思議な事にこういう事には融通がきかない。
料理にいちいち大さじ小さじを使うのと同じような現象である。
一週間が経った。
ついに挫折したのは、55ページ目からである。
55/213、つまり213ページのうち55ページ目でギブアップしたのだ。
ここまでは何となく言っている事は分かるような気がしないでもなかったが、いかんせん本体がそばにないのでやってみない事には分からない事だらけで、あくまでも想像の世界である。
その想像も多岐にわたっているのでもうすでに頭の容量は一杯であり、そういう意味でもギブアップだが、ここから先は表やグラフが出てきてまるで意味が分からないのである。
普通、表やグラフを使うと分かりやすくなるはずなのだが、私はここで完全に遭難した。
もう次は実践しかない。
しかし、音楽室のコンポ類は今や全滅、シンセの方をリビングに持って下りねばならず、本体は小さいがアンプだのシールドだのこまごましたものを往復して取ってくるのがかったるく、一度持って下りただけである。
その時は音を出せることを確認はしたが、子供と同じで色んな音が出てくるのが面白くて止められず、全ての音色を出し切って遊んで終わってしまった。
日にちは迫る。
明日はまたヒトカラに行きたいので、歌の方を優先するべきなのだろうか。
どれもこれも中途半端にとっちらかって、大変な事になっている。
もう「優先」ではなく「捨て」を考えるべきなのだろうか。