人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ファーストのサードオピニオン

いよいよライブも、10日後に迫って来た。

相変わらず練習もしないで酒を飲んでいる、と言うところを今回は、これまでにないほど気合いを入れているぽ子であった。

てめーの歌うライブビデオのこっ恥ずかしさに、心を入れ替えたのである。

つまり、キーボードの方は心を入れ替えてはいない(笑)

しかし気合いを入れてはいけない事態になってしまった。

このまま高音が出ない状態で練習を続ける事に不安を感じ、病院へ行ってきたのである。

無駄は承知だ。

でも薬が出れば、少しは楽になるかもしれない。

そもそも前回の病院は「治りません」と言って薬すら出してくれなかった。

確かに薬が全てではない、とにかく不摂生をやめて喉を安静にするのが一番とネットにも散々載っていた。

しかしこのままでは平行線どころか、練習によって下降しかねないのだ。

セカンドオピニオンである。

というか、今日行ったのはかかりつけである。前回さじを投げられたのがセカンドだったので、今回はファーストに戻ったという事だ。本妻のもとに。

喉が痛い、声が嗄れた、という件ではここでも以前に一度診てもらい、何の効果ももたらさなかった。

しかし前回はまだ歌を歌っておらず、単なる酒飲んでバカ騒ぎをしていただけであった。

それをそのまま言う訳にはいかなかったから症状だけを伝えたのだが、今回は「歌」を原因にできるのである。診断が変わるかもしれないし、言う方も何となく誇らしい。

酒とバカ騒ぎの件は、今回も黙っておこう。

今回も舌を引っ張られ、「エー」と発声した。

「奥まで見えないから確かじゃないけど、結節ができかかってるようだ。」関根勤似の先生は言う。

「内視鏡で見ればちゃんと分かるけど、どうする?」

・・・内視鏡?それはセカンドのおじいちゃん先生が私にやったアレか。

息ができずにむせまくった挙句、特大のゲップまで出したアレ。

しかし断るとセカンドへの浮気がバレそうなので、「内視鏡ってなんですか?」としらばっくれて、仕方なくここでも喉つんこを覗かせた。

「痛かったら止めましょうね」と、まるで初夜のようなセリフと共に。

痛かったが、何とかなった。

それによって、酷くはないが腫れて結節ができかかっている事が明らかになり、「喋らないこと」と何度も言われてしまった。

「喋る」がダメなのだから「歌う」はもっとダメである。

どっちも無理だ。

なので「極力喋らない」「極力歌わない」に留めるが、先生は酒については何も言わなかったので、こちらは好きにやらせてもらう。

薬も貰った。

やはり薬よりも喉の安静が一番と言ったが、その割には6種類も出してくれて、今後のこれらの成果に期待したい。

でも先生は「喉の安静」に期待してるだろうなぁ。