人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ふぞろいな秘密 / 石原真理子

長編読んだ後なので、カルく読めるのが良かった。

おお、これこれEE:AEB80話題になっとったよね。

女サンタイザベル・ぽ子、ゴシップものも大好きであるEE:AEB51

で、もしかのまさかで、何で話題になったのかを知らない人に言いますと、これはいわゆる暴露本なのである。

たいがいの暴露本は無名の人が書いているものなのだが、これを書いたのは、女優・石原真理子である。

80年代に青春を迎えた人なら、知らない人はいないだろう。

タイトル「ふぞろいな秘密」がちなむ、ドラマ「ふぞろいの林檎たち」の石原真理子である。

とは言っても、実は自分はあまり観ていなかったが。

なので、ドラマのことは良く分からない。

アメリカから戻って女優業を再開するにあたって、過去を整理したかったとの意向で出した本のようだが、正直何が言いたいのか良く分からなかった。

エキサイティングな内容で釣ってるだけの、単なる暴露本の域である。

実名入りでの過去の恋愛話。

「あの人は私にこうしてくれたの」

「あの人はこんな事を言ってくれたの」

という、ともすれば自慢話のような恋愛話の羅列に過ぎず、この過去の告白に何の意味があるのかが伝わってこないのである。

週刊誌的な視点では面白いが、それだけだ。

応援する気にもならないし、こんな事をして他にかかる迷惑を考えられない神経にも驚きだ。

ぽ子のオススメ度 ★★☆☆☆

「ふぞろいな秘密」 石原真理子

双葉社 ¥1260