長編読んだ後なので、カルく読めるのが良かった。
おお、これこれEE:AEB80話題になっとったよね。
女サンタイザベル・ぽ子、ゴシップものも大好きであるEE:AEB51
で、もしかのまさかで、何で話題になったのかを知らない人に言いますと、これはいわゆる暴露本なのである。
たいがいの暴露本は無名の人が書いているものなのだが、これを書いたのは、女優・石原真理子である。
80年代に青春を迎えた人なら、知らない人はいないだろう。
タイトル「ふぞろいな秘密」がちなむ、ドラマ「ふぞろいの林檎たち」の石原真理子である。
とは言っても、実は自分はあまり観ていなかったが。
なので、ドラマのことは良く分からない。
アメリカから戻って女優業を再開するにあたって、過去を整理したかったとの意向で出した本のようだが、正直何が言いたいのか良く分からなかった。
エキサイティングな内容で釣ってるだけの、単なる暴露本の域である。
実名入りでの過去の恋愛話。
「あの人は私にこうしてくれたの」
「あの人はこんな事を言ってくれたの」
という、ともすれば自慢話のような恋愛話の羅列に過ぎず、この過去の告白に何の意味があるのかが伝わってこないのである。
週刊誌的な視点では面白いが、それだけだ。
応援する気にもならないし、こんな事をして他にかかる迷惑を考えられない神経にも驚きだ。
ぽ子のオススメ度 ★★☆☆☆
「ふぞろいな秘密」 石原真理子
双葉社 ¥1260