人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ジョン・レノン 失われた週末

いつもの「おうち映画鑑賞」ではなく、上映中のを観に行ってきたのだ。

愛妻家のイメージのあったジョン・レノンに、こんな日々があったとは。

  

監督:イブ・ブランドスタイン、 リチャード・カウフマン、 スチュアート・サミュエルズ

キャスト:メイ・パン、ジョン・レノン、ジュリアン・レノン

 

1973年。ジョンとヨーコの夫妻は不仲にあり、関係は壊れかけていた。そこでヨーコは専属秘書のメイ・パンに、ジョンの愛人になるようにお願いする。

表立って語られなかった、メイとジョン18ヶ月の「失われた週末」。

苦悩するジョンに寄り添い、前妻との息子であるジュリアンとの仲を取り持ち、ヨーコのいない彼らの時間が紡がれていく。

しかしその日々もまた、ヨーコによって突然終わりを告げるのであった・・・。

 

まず「メイ・パン」なる女性に驚き。子供じゃないか!確か当時22歳と言っていた気がするが、東洋人で若く見えることもあり、よくぞあの小悪魔のようなヨーコからこんな小娘に??というのが正直な気持ちだ。

また、自分から離れて行こうとするジョンを繋ぎとめる手段としてメイを「あてがう」という発想、そしてまんまとそれに乗っかるジョンにメイ。派手な世界にいる芸術家様の感覚は、私のような凡人には到底理解できない。

それでもまだ若く、酒もドラッグもやらないメイのジョンへの想いは純愛だったのではないかと、切ない気持ちになった。

メイの語りによるドキュメンタリータッチの映画なので、ストーリー性には乏しい。興味がない人には退屈かも。逆にビートルズやジョン・レノンについての下地があるなら、とても興味深い作品となるだろう。実際の映像や写真を使い、真実の記録として「生きて」いた。

ジョンと酒に溺れた悪友リストに、モンキーズのミッキー・ドレンツの名前があって笑ったよ!!

 

ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆

ダンナのオススメ度 ★★★☆☆