人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ベルサイユのばら

私の大好きなコミックのひとつ。古い作品だ。この映画も1979年の作品になる。

       

 

   監督:ジャック・ドゥミ

   キャスト:カトリオーナ・マッコール、バリー・ストークス

 

女子ばかり生まれ続けるジャルジェ家の、最後の子供もやはり女であった。

軍人である父・ジャルジェ准将は、この娘を男の子として育てることにし、「オスカル」と名付けた。

召使の孫であるアンドレと剣を交えつつ立派な軍人となり、准将の力添えもあり、王妃マリー・アントワネット付きの護衛となるオスカル。

しかしそのアントワネットの散財で、国庫は逼迫し始めていた。

平民は生活に苦しみ、その不満は大きなうねりとなって爆発しようとしていた。

それを目の当たりにするオスカル。

貴族という身分にあり、王家を守るのが衛兵隊だ。

「身分を捨てて、自由になれ」とアンドレは言うが・・・。

 

全5巻のコミックである。歴史、ドラマ、恋愛の要素がたっぷり詰め込まれた作品を2時間にすることがどだい不可能で、もうちょっと焦点をどこかに絞った方が良かったのではないか。どのストーリーもちょこっとずつ細切れにつまむので、分かりにくさがあった。そしてどのストーリーも中途半端で、感動できるところまで持って行かれないのだ。

恐らくオスカルが自由になる、というところにスポットを当てたのだろうが、あれこれとっ散らかった感は否めない。

辛口になってしまったが、衣装や宮廷の様子などは豪華絢爛で美しく、また古いパリの街や平民の暮らしぶりも見応えがあった。実写ならではの良さである。

この辺は古い作品でもギャップがない(笑)

 

 

ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆

ダンナのオススメ度 ★★★☆☆