私の大好きなコミックのひとつ。古い作品だ。この映画も1979年の作品になる。
監督:ジャック・ドゥミ
キャスト:カトリオーナ・マッコール、バリー・ストークス
女子ばかり生まれ続けるジャルジェ家の、最後の子供もやはり女であった。
軍人である父・ジャルジェ准将は、この娘を男の子として育てることにし、「オスカル」と名付けた。
召使の孫であるアンドレと剣を交えつつ立派な軍人となり、准将の力添えもあり、王妃マリー・アントワネット付きの護衛となるオスカル。
しかしそのアントワネットの散財で、国庫は逼迫し始めていた。
平民は生活に苦しみ、その不満は大きなうねりとなって爆発しようとしていた。
それを目の当たりにするオスカル。
貴族という身分にあり、王家を守るのが衛兵隊だ。
「身分を捨てて、自由になれ」とアンドレは言うが・・・。
全5巻のコミックである。歴史、ドラマ、恋愛の要素がたっぷり詰め込まれた作品を2時間にすることがどだい不可能で、もうちょっと焦点をどこかに絞った方が良かったのではないか。どのストーリーもちょこっとずつ細切れにつまむので、分かりにくさがあった。そしてどのストーリーも中途半端で、感動できるところまで持って行かれないのだ。
恐らくオスカルが自由になる、というところにスポットを当てたのだろうが、あれこれとっ散らかった感は否めない。
辛口になってしまったが、衣装や宮廷の様子などは豪華絢爛で美しく、また古いパリの街や平民の暮らしぶりも見応えがあった。実写ならではの良さである。
この辺は古い作品でもギャップがない(笑)
ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆
ダンナのオススメ度 ★★★☆☆