「たっけーなぁ!!」
買い物先のスーパーで、偶然娘ぶー子に会ったのだ。開口一番、言わずにはいられなかった。高い。何でもかんでも高い。常々思っていたが、本当に高い。面白くない。
思えば、何年前からだろうか。値上がりの連続だ。高くなった、高くなった、と思って来たが、本当に高いなぁもう!!
ぶー子と出会ったスーパーは、ちょうど値下げの時間帯に入っていた。こういう時にいくらか買いだめするようにしているが、何だか値下げ率も渋くなってきているような、そしてライバルが増えたような気がしてますます滅入る。
「あっちでニラが100円だったよ。」
「半額の豚肉あり。」
そんな情報交換をして、ぶー子と別れた。
外食や総菜は、もっと高い。もう心底バカバカしくて、食べる気にならない。さりとて作ろうと思えばもとの食材がまた高いのだ。季節の野菜、特売品、値引き品を使って工夫している毎日である。
これまで部分的、一時的に値上がりするものはあった。部分的、一時的であったのでさほど困ることもなく凌げてきたが、さすがにウンザリしてきた。
こんなことは、初めてだ。
これからどうなっていくのか。
戦争、環境破壊、トランプ大統領の経済政策、少子高齢化・・・。明るい未来が見えない。
「自給自足が理想。家庭菜園にした方がいい。」
何年も前から、経済学を勉強していた知り合いから言われていた。
面白半分に野菜を植えたことは何度かあるがそれなりの結果で、「あれを食べるのか」と思うと気が進まない。
しかし、そうも言っていられなくなってきたんじゃないか。
まずはひとつ、きちんと調べてきちんと育ててみる。できそうなことからだ。
その前に、昨日買った半額のブリの切り身と牛すじと生クリームを何とかしなくては。
食材に翻弄されている毎日である。