宴と片付けはセットだ。
みんなが寝静まる頃には私も相当酔っているので片付けまで手が回らず、地獄を見るのは翌朝だった。
しかしこのところ、酔っているうちに片付ける方がナンボも楽だと言うことに気付き、夜のうちに飲みながら片付けるようになった。まぁそのせいで深酒は確定する。
「片付けながら調理する」「片付けながら飲み食いする」ということをしないので、なかなかの量である。それも「酒のついで」にすることで、楽にはなった。
しかし暇ではある。
洗ったり片付けたりは忙しいが、単なる手作業だ。面白いものではない。そこで、音楽を聴きながらやるようにした。
Spotifyに加入したので、CMなしの聴き放題だ。持っていないアルバムも、好きなだけ聴けるようになった。
こういう時は、懐かしい曲が聴きたい。選んだのはモンキーズだ(笑)私が小学生の頃に大好きだったアイドルグループである。リバイバルヒットだったので、彼らの歴史はもっと古い。正直、今これらの曲を初めて聴いたとしても、全く心に響かなかっただろう。古臭く、ガチャガチャして、面白みもない。
ところが愛が、それを変えたのだ。私は本当にモンキーズが大好きだったのである。何度も何度もアルバムを繰り返し聴き、そうなると「好きな曲」なんていうものもできてくる。私はモンキーズを「ミュージシャン」として聴いていた。
そして今、「古臭くてガチャガチャして面白みに欠けるなぁ」と思いながらも、あの頃の空気感、懐かしさ、彼らへの愛、そういったものが染み込んでいる曲に、私は素直に感動した。
音楽性に乏しくても、その中から良さを探していたあの頃。
音楽性に乏しくても、思い出が装飾してくれる今。
若いうちに、もっとたくさん音楽を聴いておけば良かった。
10年後のために、音楽をたくさん聴こう。
今、穏やかなこの時を染み込ませて。