人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子57歳。

ぶっつけ本番

「駐車場は4台分しかないんです。」クリニックの先生は言った。

「しかない」という言い方は、すんなり停められないだろうことを示唆しているのか、私の不安は一層高まった。

車の運転が苦手だ。

知らない道や初めての駐車場というのがもうほとんど恐怖で、できる限り事前に下見にいくようにしている。

しかし今回は突発的な事態で、ぶっつけ本番だ。頼れる人もいない。

仕方なく、Googleマップのストリートビューで下見をした。

それを見ると、駐車場はそんなに小さくなかった。その代わりに他の病院と共有だ。

う~ん、埋まっていたらどうしたらいいのか。マップビューを進めると、そのすぐ先に大型のコミュニティセンターがあり、駐車場も完備されていた。ここなら確実に停められそうだ。

よし、行ける。かもしれん。

 

そして実際に行ってみると、クリニックの駐車場は工事中であった。なので迷わずコミュニティセンターの駐車場に向かった。

閉鎖中。曜日が悪いのか、時間帯か!?えーい、困った!!

駐車場も困ったが、道も困った。とにかく進むのみだ。いつかは知っている道に出るはずである。広い道路に出れば何とかなるだろう。

 

しかし道は住宅街の細い道で、行けども行けども広い道には出ない。

真っすぐな道ではなく、あちこちに曲がりくねってもはや方角も分からない。

「いつかは」と思って進んでいたが、そのうち同じ道に戻るようになってしまった。

参った。地図でもあれば。あ。

ナビがあるじゃん!使ったことないけど。

車を止めて、ナビをいじってみる。

目的地を入力。もう駐車場は、確実に停められるようスーパーを目指す。

画面が変わり、ルートが青く表示された。「この先、右に曲がります。」おお!!

これで何とかなりそうだ。まずはこの先を右に曲がろう。

しかし「この先」がどこだか分からん。通り過ぎてしまった(笑)

しかしナビは私に合わせて修正してくれるのだ。なんてイイ奴なの。

結局私は行けども「この先」がその都度分からず、ナビはガン無視となった。

そのうち現在地がマップから出てしまい、自分の位置が分からなくなってしまった。おい、なんで私に合わせて画面も動かんのか。

もうナビも使えん。ああ、また一通だ。そしてまたこの道。足がつりそう。

 

やっと知っている道に出たのは数十分後。時間もガソリンも無駄にしてしまった。クリニックも遠くなった。

しかし知っている場所に出たのでやり直しができる。良く停めているスーパーへ。

ここからクリニックは結構離れていたが、致し方ない。もう難しいことは考えられない。

 

このクリニックには、今後何度も行くことになりそうなのだ。

駐車場はGoogleマップの場所から移動していて、もっと狭くなっていた。

スーパーから歩くしかない。