人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子57歳。

失われる感動

オーディオのことは良く分からないが、アンプの調子が悪いらしい。

ブルーレイプレイヤーに接続しているもので、ご機嫌次第で音が出なくなってしまうのだ。

すんなりいかないとあれこれご機嫌を取らればならず、ストレスとなっている。

アンプを買い替えるか。しかし時代はサブスクだ。もうディスクは廃れていく運命にある。レンタルのスタイルを変える時が来たのだろうか。

 

音楽も然り。

レンタルに頼って来たが、もう録音の時代ではない。今年やっと、Spotifyに加入したばかりであった。

音源が目に見える形でないことの漠然とした不安。

手軽に聴けるようにはなったが、空間を飛んで来る音への信頼度は低い。

レコードの深みのある音は、聴きながらその良さが伝わってきたものだ。

「レコードを買ったら、できるだけいいカセットにすぐ録音するように」と、兄から教えられた。いいカセットはそうそう買えるものではなかったが、お気に入りのレコードはメタルテープに録音するようにした。TDKのMAシリーズ。透明でオープンリールのようなMA-Rは、滅多に買えない私の中での最上級だった。

それらはカセットを介しても、レコードの良さを伝えてくれたものだ。

 

しかしBluetoothとなると、ラジオみたいなものではないのか?もはやあの感動は味わえなくなってしまった。

同じことが、映画でも起ころうとしているのではないか?

少しでもいい環境で鑑賞できるようにと、プロジェクターと5.1chのスピーカーを設置してあった。アンプの調子が悪いのでアマプラを接続したが、スピーカーは小さなBluetoothである。字幕もちょいちょいおかしいし、やっぱりディスクが良かったと思ってしまう。

 

便利にはなっていく。

それと引き換えに、淘汰されていくものがある。

若い人は、音質の、震えるような感動を知らずに育っていくのだろうか。

カセットテープが見直されているというニュースを見たことがあるが、いいものはいつまでも残って欲しいものだ。