人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子57歳。

怪しい粉

藁にもすがる。

 

先に見送った姉妹猫の末期にも、眉唾に手を出している。

こんにゃく湿布。

水素水。

いくらも試さないうちに死んでしまったので、効果のほどは分からない。今更ながら、もっと早く出会いたかったものである。

そして今また、ガンに冒されたエルのため、サプリを買うことにしたのである。サプリだ。怪しかろう(笑)

 

もちろん、良く調べた。

やはり効果について知りたかったので主にクチコミだが、通販のクチコミはあてにできん。参考にしたのは、

・介護・闘病のブログ。商品のことだけじゃないので、信憑性が高い。

・SNS。吐き出し投稿の多いThreadsに、猫の闘病投稿が多かった。商品について書いている人のプロフィール、過去投稿を見れば、サクラではないことは分かる。

・HP。単なるサプリの製作会社ではなく、犬猫のガンに取り組んでいた。そしてサプリは、ガンを治す特効薬ではなく、免疫力を上げる漢方であった。「もう免疫力を上げるぐらいしかできない」と思っていたところである。ジャストミート。

 

まぁ本当のところは分からない。

HPなんかいくらでもそれっぽく作れるだろうし、購入者は私同様、藁にもすがっているのである。少しでも良い兆候があれば、「サプリのお陰」と思い込みもするだろう。

それでも、何もしないよりはいい。これはむしろ、私のための薬なのかもしれない。「エルのためにできることがある」と思いたい。

 

いざ注文のためにHPに載っている番号にかけると、しばらく沈黙があった。ん?

「もしもし?」とこちらが言うと、

「はぁ~い、〇〇社でぇす。」と間延びした若い女性の返事が返ってくる。一気に不安が押し寄せる。

「あの、✕✕(商品名)についてお聞きしたいのですが。」

「はーい、それではちょっとお待ちくださーい。」内線呼び出し音。

すでに私は後悔し始めていた。質問だけにして注文は待とう。

「はい、もしもしっ。」今度はちょっとぶっきらぼうな女性。とりあえずエルに合う商品と摂取方法を聞いたが、なんというか、なれなれしいと言うかふてぶてしいと言うか。ネットで注文した人の話だと、専門知識があって安心したとのことだったが。

そして極めつけは、外国語なまりがある。偏見はいけないが、この流れで不安になるのも仕方なかろうぞ。ちなみにC国かP国的なまりであった。

 

「これから診察があるので、先生に相談することにします。」

そう言って電話を切った。

実際に診察日ではあったので先生にも相談してみたが、その商品を知らないので何とも言えないとのこと。

こうなるともう、私の気持ちひとつである。

 

結局私は、そのサプリを買った。

診察が終わって家に帰ってから、また調べまくったのだ。

やはり効果があったという生の声が多かったこと。電話の応対がめちゃくちゃ不安なこと以外に心配要素が見当たらなかったこと。

そして私の精神状態を少しでも良くすること(笑)

すがるものがあるだけいい。

夢を見させてくれ。

 

サプリを飲み始めて2日。

何だか元気になった気がする(笑)これでいいのだ。