あぁ、こんなタイトルで<1>なんて付けたくなかった。シリーズになっていくのか。
腎臓病は、基本的に治らない病気である。
それでも大五郎は4年前に一度腎臓病認定されたことがあったが、その後数値も体重も戻ったのである。恐らく治った、軽快したなどではなく、検査の数値がたまたま別の原因で悪かっただけではないかと思う。
参考までに、2021年5月が、BUN37.0、クレアチニン2.45。6月がBUN40.6、クレアチニン2.48。
2022年3月の詳細結果が見当たらないのだが、SDMAが12で、「腎臓の低下はなく良好」これで安心しきっていたのである。
ところがここへ来て体重が激減。5キロ超えが3.9キロになっていて先生もビックリ。
検査の結果、BUN44.1、クレアチニン2.11、SDMAが19。再び腎臓病認定となったのであった。
この日はエルの診察できちんと話ができず、大五郎に関して詳しい話はなかったが、恐らくステージ2ぐらいではないかと思われる。
治療法は食事療法、薬物療法、点滴となっていて、特に食事療法は有効であり、まず推奨されるものだ。腎臓に負担をかけない療養食。徹底してこれだけを食べさせるのだ。
これが結構難しいのである。こと、大五郎には。
こうなる以前に、まず凄い偏食だ。やっと食べても、3回同じものが続くと食べなくなる。余らせたくないので、今度は別のものを混ぜて出す。それも飽きれば、第3のトッピングだ。
量も少ない。たくさん食べさせようと多めに入れると、ウンザリしたように残し率も上がる。
こんな感じなので、とにかく種類は取り揃えて、あの手この手で毎度苦労しているのだ。ここに「療養食1本」ですと。
「無理だと思います。今でもやっと食べさせてこの現状(3.9キロ)です。」と言うと先生はちょっとムッとした。「じゃあ点滴ぐらいしかないです。」
点滴・・・というほど悪くは見えないんだが、点滴で体調が良くなれば食欲が出てくることもある。そうすればもっと食べるようになるかも、と言うのだ。
食欲がない、というのとは、ちょっと違うように思えるんだが。食べたがるし、意欲もある。ただ、一度にたくさん食べられないのと、すぐに飽きるのと。
体重を増やすにはもっと食べさせろ、と毎度言われるが、もう泣きたい。ひっくり返って大泣きしたい。
しかし気付いたが、まだ肝心な療養食は試していないのだ。これを普通に食べてくれれば全く問題ないではないか。
そのためにはザンプルを貰いに行きたいが、サンプルだけ貰うのもバツが悪いので、一度ちゃんと診察枠を取って相談に行こうかと思う。
エル、甲状腺。大五郎、腎臓。
幸いまだ元気だ。
少しでも長く、ハッピーでいられますように。そのために、今頑張りたい。
