人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

本当にやりたいこと

どうやら私に残された時間は、それほどなさそうである。

寿命ではない。感覚。

やりたいことも、やらなきゃならないことも、このままでは消化できそうにない。

それでは心残りだ。

いい加減それらを明確にして、取捨しなくてはならない。

漠然と、いつか何とかなると思っていた。そう思うことが許されるのは、若いうちだけだ。

時間はあっても、有限である。そしてそれは日々減っている。このまま考えなしに漠然と過ごしていたら、叶うものも叶わない。

やりたいことは全て、捨てられなかった。

今まで時間を無駄に過ごした罰である。もういくつかは諦めて、優先順位の高いものに注力する。

 

そう思ったところで、なかなか踏ん切りはつかなかった。

一番無駄くさいのはゲームだったが、これはもう何十年とやってきたもので、これがなくなるということは私自身がなくなると言ってもいい(笑)まだまだやりたいゲームもあるし、ゲームは「残す」群だ。蔑んでくれ。

 

そして、もうひとつ迷いなく残したのは、読書であった。

趣味と言えるほどの量は読んでこなかったが、単に時間がなかっただけでこれもまだまだ読みたいものが溜まっているのである。リストを数えたら、211冊になっていた(笑)

夜寝る前に数ページ読み、翌日は寝ぼけて忘れていたところから読み始めるのだ。ペースは極めて遅い。こんなんでは、絶対に211冊は無理である。

こちらも、本気を出すことにした。

 

ゲームにしろ本にしろ、時間がない現状でこれ以上ペースを上げるには、何かを捨てなくてはならないのだ。

「やらなくてはならないもの」を削らないとすると、「やりたいこと」を削るしかない。

今、毎日コンスタントにやっている「やりたい」ものは、ピアノか英語アプリかスマホゲームである。

はい、頭のいいあなたには分かりましたね。スマホゲームをやめることにしました。

真っ当な選択である。こんな無駄はない。

それでも、課金までして毎日やっていたのだ。結構な痛みはあったが、一週間も経てばもうすっかり忘れてしまった。ちょっとした依存みたいなものだったのだろう。

しかしスマホゲームとて、そんなに時間を食ってはいなかったのだ。休日に多少まとめてやることはあっても、平日のスケジュールには組み込んでなかったので、隙間を埋める程度であった。

隙間。

同じように隙間埋めにしていたSNSも、もうやめよう。

以前にやめると言ったはずだが、隙間埋めなら良かろうと結局また元に戻ってしまったのだった。

隙間は読書で埋める。本は常にそばに置くようにした。

 

そして切手だ(笑)

これは買ってしまったものもあるし、コレクションブックも作り始めて、まさにこれから展開しようというところだ。一日の終わりに時間があった時だけ、進めることにする。

 

ゲーム、本、切手。これがメインの「やりたいこと」となった。

ピアノと英語は次点で、制限時間を守る。

他にやりたかったことは、休日にやる。

 

ちょっとした痛みはあったが、一歩進んだような気がする。

しかし、結局捨てたのは、スマホゲームとSNSだけか!?

何だか捨てきれてない気もするが、う~ん、さしあたって進んだだけ良しにして(笑)

明確にはなった。

私の人生は、ゲームと本と切手だったのか・・・・・・・。