人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

NOCEBO/ノセボ

「ノセボ」とは、「プラセボ」の逆で、薬や治療に対する不安が体調に悪く作用すること。「マダニ」ではない(笑)

    

監督:ロルカン・フィネガン

キャスト:エヴァ・グリーン、チャイ・フォナシェ

 

ファッションデザイナーとして活躍していたクリスティーン。

仕事中に受けた一本の電話から、彼女の不調は始まった。悪夢に現れる犬。突然の震え、激痛、記憶喪失。

そんな中、フィリピンの女性が家にやって来た。どうやらクリスティーンがメイドとして雇ったらしいが、記憶がない。体調も悪いし、世話になることにして一緒に暮らすことになった。

ダイアナは、メイドとしてはとても良く働いた。そして独自の治療法で、クリスティーンの不調をみるみる治していった。

クリスティーンはすっかりダイアナに心を許すが、夫のフェリックスはそんな二人を見て不安になっていく。ダイアナの部屋にこっそり入るフェリックスが見つけたものは・・・。

 

ストーリーは、ダイアナの過去が挿入されつつ進んで行く。

果たしてダイアナに悪意があるのかどうかがキモになるところだ。

もう二度と会えない覚悟を決めて、夫の許を離れたダイアナ。

その決死の選択が潔く、そして悲しい。

ホラーにありがちな現実味のなさが、惜しかった。

 

 

ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆

ダンナのオススメ度 ★★★☆☆