「ノセボ」とは、「プラセボ」の逆で、薬や治療に対する不安が体調に悪く作用すること。「マダニ」ではない(笑)
監督:ロルカン・フィネガン
キャスト:エヴァ・グリーン、チャイ・フォナシェ
ファッションデザイナーとして活躍していたクリスティーン。
仕事中に受けた一本の電話から、彼女の不調は始まった。悪夢に現れる犬。突然の震え、激痛、記憶喪失。
そんな中、フィリピンの女性が家にやって来た。どうやらクリスティーンがメイドとして雇ったらしいが、記憶がない。体調も悪いし、世話になることにして一緒に暮らすことになった。
ダイアナは、メイドとしてはとても良く働いた。そして独自の治療法で、クリスティーンの不調をみるみる治していった。
クリスティーンはすっかりダイアナに心を許すが、夫のフェリックスはそんな二人を見て不安になっていく。ダイアナの部屋にこっそり入るフェリックスが見つけたものは・・・。
ストーリーは、ダイアナの過去が挿入されつつ進んで行く。
果たしてダイアナに悪意があるのかどうかがキモになるところだ。
もう二度と会えない覚悟を決めて、夫の許を離れたダイアナ。
その決死の選択が潔く、そして悲しい。
ホラーにありがちな現実味のなさが、惜しかった。
ぽ子のオススメ度 ★★★☆☆
ダンナのオススメ度 ★★★☆☆