人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

言葉の刺青

今週のお題「最近いちばん笑ったこと」

 

楽しいことは、案外記憶に残らないようである。笑ってないはずはないんだが。

嫌なことほど記憶に残る。刺青のように、傷と共に刻まれるからなのだろうか。・・・・・・キザなことを言っている場合ではない(笑)色々思い返してみた。

 

ある日突然、娘ぶー子からLINEが来た。「お暇??」。

お暇。

私は専業主婦で、スケジュールに自由度はある。しかしそれは「暇」とは違う。この場合スケジュールとぶー子を天秤にかけることになるが、なかなかない機会だ。毎日の家事との天秤ならおのずとぶー子が勝つ。しかし暇と言いたくないのは専業主婦のプライドである(笑)

 

古着屋に行きたいとのことだ。

車で15分ほどのところに一軒あるので、そちらに向かった。白状すると、一緒にランチも食べた。めちゃめちゃ美味しいおうどん(「うどん」にあらず)であった。

 

古着屋にて。

私には特別欲しいものはなかったのであてどもなくブラブラ見ていたが、まぁ安いのだ。だんだん私もその気になって来る。

2着を手にして試着室へ。

部屋着用の短パンと普段着のTシャツだ。試着するほどのものでもないが、ぶー子曰く「洋服は絶対に試着した方がいい。」である。特に今回は、この2着ともぶー子から激しいダメ出しをされていた。

短パンは、デニムの少し丈の長めのバミューダパンツのようなものだ。

ブカブカは穿くまでもなく分かったが、こういうパンツはブカブカでもいい。むしろピチッとしている方が良くない。

Tシャツは、派手なロゴの入ったカラフルなもの。ロックだぜ!という感じで、カッコいい。なんならこの上下で、なかなかいいスタイルである。

 

その上下になったところを鏡で全身を見て、私は爆笑した。酷い。

ブカブカの短パンは股上の浅いもので、全体的にだらしなく下がって見える。

逆にTシャツは短めで、お腹が見えている。

このTシャツがぶー子の言った通り「グアムのくそがき観光客」そのもので、短パンと合わせて全く夏休みのくそがきであった。

それを50女が着ているのである。そのアンバランスは、コスプレレベルであった。

 

洋服は絶対に試着した方がいい。

 

傷と共に、刻み込まれた言葉である。