眠りについてから朝目が覚めるまで、中途覚醒は平均して4,5回ぐらいだろうか。
これでも薬でかなり改善されたのだ。希望をなくしたくはないが、文句はない。慣れた。こんなものなのだ。
しかしそのうえ最近は、目覚ましより早く目が覚めてしまう。パキッとはっきりと。
時間を見ると忌々しいので、「まだ深夜でこれからもうひと眠りできるのだ」と言い聞かせるが、もぞもぞしている間に目が覚めるか、窓の外が白んでくるかで観念することが多い。運よく眠れたとしても、今度は目覚ましのタイミングが悪いのか、メチャクチャ眠くて不快な目覚めとなる。
しかしこの「目覚まし前の目覚め」は、不思議ととても気持ちの良い目覚めなのである。
もしかしたら布団に入る時間が、私の睡眠サイクルよりも早いのかもしれない。今15分ずつ後ろに遅らせているところだ。
そもそもは、ダンナの早番に合わせて10時15分に寝ていたのである。その名残りで現在も早い就寝にはなっていたが、現在やっと11時15分の挑戦をしているところである。
今朝目が覚めたのは5時だ。気持ちとしてはもうちょっと眠りたいところだが、相変わらず目覚めはいい。
そして目が覚めるなり、「そうだ、調味料のストックの場所は和室に移動させたらどうだろうか」などと思いつく。
不思議なことにこのように、時々目覚めるなり何かを思いつくことがあるのだ。
それは一貫した何かではなく、唐突に思いつく何かだ。そのくせちゃんと、有意義なことでもあったりする。
もしかしたら、人は(もしくは私は)目覚める直後に凄く冴える瞬間があるのかもしれない。
こうした思い付きは、忘れないようその場でスマホにメモするようにしている。
「うんどうけいかくのりかったーくみたはて、てていいちをつける」。
解読不可能。
薄暗い部屋のベッドで、一緒に寝ている猫を起こさぬようメガネもかけずにそっと書き込んでいるのだ。
起きてから読めるかどうかは、運頼みである。