人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

嘔吐、食欲低下<5>

あまりにも食欲が凄すぎるので、落ち着くまで飲み薬は飲ませないことにしたのだ。

そして、ちょうど注射の効果が切れるという24時間ほど経ったあたりから、ぱったり、おねだりがなくなった。じっと寝ている。慌てて飲み薬を飲ませる。

これで食欲はもとに戻ったが、やはり注射ほどの効果はないようで、あの鬼気迫るような催促はなくなった。まぁちょうど良いということか。嘔吐も全くなくなった。

 

しかしだ。

これは食欲とは違うのだろうが、偏食が酷く、食べられるものが非常に限られてきているのだ。

とにかく食べて欲しいので、焼き魚を与えている。良く食べるが、これだけでは栄養が偏ってしまう。市販のレトルトと混ぜるようにしても、配分が悪いと食いつかない。そして一度しくじると、二度目はない。綱渡り状態だ。

どうしてこれまで好んで食べていたものを、全く食べなくなってしまったのか。

全く謎だ。胃腸、口腔などの問題ではなく、脳の誤作動じゃないかと言いたくなる。

ご飯を催促し、勢い良くお皿に顔を突っ込んで、「これ違う」とばかりにプイッ。何ならちょっと口を付けて食べそうなところにまでいくこともある。それでも食べないものは頑として食べないのである。そしてその「食べないもの」は少しずつ増えている状態だ。

 

今日か明日、病院に行くことになっている。体調は良さそうなので、明日行こうと思う。

 

気付くと遠くからじっとこちらを見ていた、エル。