人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ラグビー

ゴールデンウィーク真っ只中。

バンド仲間から、ラグビー観戦に誘われる。

プレイヤーは、高校2年生になったご子息だ。府中で大会があるという。

ラグビーなんて、見たことがない。ルールも分からない。なので観戦というより、ご子息けんちゃんの応援だ。

まだ小学生の低学年だった頃から知っているけんちゃん。

「ぽ子さん、これ持つよ。」と荷物を持ってくれたり、「ぽ子さん、これあげる。」と宝物をくれたりしたけんちゃん。そんなけんちゃんも高校生になり、もう子供ではない。会うたびに大人になっていくけんちゃんを見て、少し寂しくもあった。

そんなけんちゃんが、ラグビーなのである。なんと、勇ましい。

スポーツとしての観戦よりも、ラグビーやってるけんちゃんを見るのが楽しみだったのだ。

 

ラグビーは基本15人制とのことだが、今回は7人制。広いフィールド内を少人数で攻め、もしくは守らなくてはならないので、とにかく「走る」と言う。15人制とはまた違う魅力があるらしい。

果たして試合が始まり、まぁ走る走る。

ボールを持ったらとにかくゴールを目指して走る。タックルを受けそうになれば、パス。

「自分より前に投げちゃダメなの。」けんちゃんのママである、バンド仲間の奥様が解説してくれる。

後ろへ後ろへパスしながら、少しずつボールは前へと進んで行く。面白そうだ。

「ちょっと私、ラグビーやってみたいかも!」ママの顔が「へ?」となる。その時、バンッとタックルが入り、ボールを持っていた子が倒れた。

こ、これは無理だ。怖い!!

これはもう、格闘技ではないか。

私達の可愛いけんちゃんに、飛びかかっていく狼ども。ボールを仲間に託すけんちゃん。まじで涙が出た。

そしてそんな私達の可愛いけんちゃんも、果敢に飛びついていくのだ。こんな形で彼の成長を見ることになり、私はちょっと興奮していた。

そしてこのラグビーというスポーツに、すっかり引きずり込まれていた。

まるで剣闘士の戦いでも見るような興奮である。

 

結局試合には負けてしまったが、狼どもをすり抜けながらけんちゃんは私達のすぐ目の前を駆け抜け、見事トライを決めたのだ。けんちゃんは足が速いそうだ。この時の緊張と興奮と感動よ。

 

私はけんちゃんのファンになりました。

次の大会には太鼓と笛と旗を持って行くので、またぜひ呼んでくださいね。

 

 

この後は大人の時間だ。

昼からオープンしているお店でしこたま飲み、ミッツの散歩があるのでうちに連れてきてしまったのだが、酔っていたのでひどいつまみだ。ドンキで買った激辛パスタから始まり、パスタづいた私は続けて丼2杯分のパスタを出したのだが、ソースの配分を間違えたのかドロドロの超ショッパであった。なんでだ。しかも超ニンニク。

それとなぜか刺身こんにゃく。

すみません、今度はちゃんと準備しておきます。

 

彼らとは、また明日会えるだろう。

今日は休肝日の予定。

ではある、一応。