コミックの「バットマン」に出て来る登場人物をベースにしているとのこと。
そちらは知らないので比較はできませんが。
監督:トッド・フィリップス
キャスト:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ
精神を患い、大量の薬に頼ってやっと生きて来たアーサー。
世の中はかつてない不況に見舞われ、人々は荒んでいた。社会的弱者であるアーサーは行く先々で虐げられ、天職だったピエロの職も失ってしまう。
そんな中のわずかなよりどころは、アーサーが病床の母と一緒に暮らしている、同じアパートに住むシングルマザーのソフィー。
しかしその存在すら揺らいでくると、アーサーの仮面の下の狂気が現れて来るのだった・・・。
色んな考察があると思うが、こういうパラノイヤ的思考は理解しづらく、訳が分かりませんというのが正直な感想だ。
これでもかと不幸に見舞われるアーサーは、他人には理解されない「ピエロ」だ。彼は笑う。
それは演技なのか、病なのか、それとも真実なのか。
私達は彼の妄想を追体験することになる。その時の気持ちは複雑で、恐ろしく、悲しく、怒りに満ちる。
狂人となっていくアーサーに同情を禁じ得ない。
ぽ子のオススメ度 ★★☆☆☆
ダンナのオススメ度 ★★☆☆☆