人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

ジョーカー

コミックの「バットマン」に出て来る登場人物をベースにしているとのこと。  

そちらは知らないので比較はできませんが。 

 

         

 

   監督:トッド・フィリップス

   キャスト:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ

 

精神を患い、大量の薬に頼ってやっと生きて来たアーサー。

世の中はかつてない不況に見舞われ、人々は荒んでいた。社会的弱者であるアーサーは行く先々で虐げられ、天職だったピエロの職も失ってしまう。

そんな中のわずかなよりどころは、アーサーが病床の母と一緒に暮らしている、同じアパートに住むシングルマザーのソフィー。

しかしその存在すら揺らいでくると、アーサーの仮面の下の狂気が現れて来るのだった・・・。

 

色んな考察があると思うが、こういうパラノイヤ的思考は理解しづらく、訳が分かりませんというのが正直な感想だ。

これでもかと不幸に見舞われるアーサーは、他人には理解されない「ピエロ」だ。彼は笑う。

それは演技なのか、病なのか、それとも真実なのか。

私達は彼の妄想を追体験することになる。その時の気持ちは複雑で、恐ろしく、悲しく、怒りに満ちる。

狂人となっていくアーサーに同情を禁じ得ない。

 

ぽ子のオススメ度 ★★☆☆☆

ダンナのオススメ度 ★★☆☆☆