人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

春という季節に含まれるもの

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春ですねぇ・・・。

寒さは緩み、花は咲き、とてもいい季節だ。

しかし、何とかならんかね、・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

花粉。

 

花粉症のカテゴリーを最後に更新したのは、2017年。そのタイトルも「最終回」だ。

そもそも本当に酷い花粉症だった。鼻づまりで会話が通じないほどで、電話の難易度ったら。

あれからずいぶん楽になった。

単純に症状が軽くなったこともあるだろうが、気の持ちようも大きかった。

しらばっくれてれば、ある程度は忘れられるものなのだ。奴らはその存在を思い出した隙をついて来る。

つけ入る隙を与えない。そして、最初の一発をこらえること。

くしゃみ一発は、次の一発を誘発する。

奴らは実に巧みだ。この一発に、麻薬のような快感を含ませる。出せば出すほどに気持ちがいい。

油断して連発すれば、もうあとは奴らの思うツボだ。鼻におけるウクライナ戦。私はロシアの侵攻を許してしまった。

 

今年は花粉が多いのか?たまらずもう何度も市販薬を飲んでいる。

効き目は思わしくない。眠気ばかりで、どうしてこう、バリッと効果を感じさせてくれないのだろうか。しかし飲んでいないと気持ちの隙が出るので、おまじない程度に飲んでいる。

どのポケットも丸めティッシュでパンパンだ。「あ、そういえば鼻・・・。」と思い出した途端にスルッと垂れて来る。

庭仕事をしている間は手が塞がっているので、ポタポタと地面に垂らしている(笑)

まぁそれでもこんなのは、まだいい。

問題は、夜中だ。寝ている間。

先日文句を垂れ流したばかりだが、睡眠状況がよろしくないので何度も目が覚める。

どうやら鼻が詰まっているせいで口を開けて寝ているのか、口の中がカラッカラなのである。

あぁこの不快感、誰か分かち合えないだろうか。

普段湿っているべきものが乾いているというのは、こんなに不快なものなのか。慣れない不快感に、痛みのようにも感じる。

枕もとのペットボトルに手を伸ばし、炭酸水を口に含む。

まるで砂漠に降る雨のように、じんわりと浸透していく炭酸水。この感覚も、違和感しかない。

調子に乗って飲み過ぎると、次にはトイレ送りだ。奴らはこんなところにも、罠を仕掛けている。快感に流されて思うがままに飲み干さないよう、ごく少量を、舌に含ませる。このもどかしさ。

 

花粉症は精神戦だと思っていたが、それだけではどうやら済まないことを感じている。

今年が凄いのか。私が弱ったのか。

 

春だというのに、とてもいい季節なのに。

花粉め。