今週のお題「かける」
その賭けに、私は負けた。
賭けの内容は、大したことではない。右か、左か、その程度のことで、私は良く「賭け」をする。その時も、その程度のものだった。
何を賭けるかも、その時々だ。まぁ賭けるほどなのだ、自信はいつもある。欲しいものを賭ける。
もちろん相手も何かを賭けるので、負ければ何らかの不利益が私に降りかかるようにはなっている。しかし負けると思えば賭けなどしない。私が賭ける時は、勝つ気しかしていないのだ。不利益になど考えは及ばない。
「じゃあ俺が勝ったら、ぽ子は一日ブログお休みね。」
まだブログを開設して間もない頃だった。
ある頃から毎日更新を目標にしていたので、つまらない呟きや写真一枚でも絶やさず投稿していたのだ。どれだけ私がそこにこだわっていたかは、ダンナも分かっていたはずである。
ブログに穴をあけるなど考えられなかったが、自信がそれを上回っていたのだ。賭けは成立した。そして私は負けた。
その日の投稿で、かくかくしかじかこのようなことで明日はお休みします、とわざわざ私は予告を入れた。往生際が悪い。本来なら「あれ?今日どうしたんだろう?」と思わせる結果にならないと、ペナルティの意味合いが下がる。
それどころか私は翌日、「賭けに負けたので、今日の投稿はお休みします。」という”投稿”をしたのだ。休んでない(笑)
当時はまだブログを始めたばかりで、やっと時々コメントが入るようになったころであった。「ブログを休む」ということは、読者が離れていく、というような恐怖感があったのだ。
今ではもう、二日酔いでサボったりするようになった。セコいあの日の投稿はさすがに恥ずかしくなったので、削除したようだ。今見たら、なくなっていた。
ということで、2007年3月31日の投稿はない。
賭け、という粋なゲームに、セコい真似は似合わない。
この告白を、ペナルティにしたい。